今回の整理清掃修復作業において、一階左側棚の展示再構成は上図の上半分下段を中心に進めました。その右側スペースに新たに陳列に加えたバンダイのプロッププチプラスシリーズVol.1およびVol.2の全21体は、私の所蔵品の寄託提供です。
上図の右側に並ぶのがVol.1の11体、中央にある青いボックスがVol.2の10体です。小型のミニフィギュアシリーズとしては、タカラトミーアーツのガチャシリーズと並んで数が多いため、追加展示品の一つの目玉として組み入れました。
続いて、左側スペースの学園祭カテゴリー展示の上部空間を活用すべく、寸法を測って仮棚のサイズを決めました。
一階奥棚の整理は、千葉県のTさんの迅速な作業によって完了し、一時間余りで保護ビニールの貼りつけに至っていました。
綺麗に整理されて見やすくなっています。さすがはTさんです。
サイズやカテゴリー別に分類し直して再陳列されましたので、展示全体の輪郭がスッキリしていて、以前のゴチャゴチャ感が一掃されました。
パッと見た感じでも、見やすく整理されていることが分かります。綺麗なショーウインドーみたいな感じになっています。
博物館の展示でも百貨店の陳列でもそうですが、要するに同じ大きさの同じ種類の品を集約させることで、展示列の全体イメージが統一されて分かり易くなり、アピール力が向上します。食器関連および雑貨小物類、というカテゴリーで捉えやすくしてあります。
この棚の下半分は、アクリル透明板で保護されています。もとは上の両側隅が割れていて、触ると危ない感じもありましたので、Tさんにお願いして逆さにして貼り直して貰いました。割れた部分が下になりましたので、安全性は高まったと思います。
こうしたアクリル透明板のほうが、ビニールラップと違って皺が無くて透過性も高いため、展示品が見えやすいです。それで、Kさんと相談して、いずれは全ての棚のビニールをこうしたアクリル透明板に交換しよう、ということになっています。
Kさんが雛壇を設けて再構成していた一階右側の棚も、御覧の通り綺麗にまとまりました。あとは下半分の棚内の整理ですが、これは引き続きKさんがやってくれるそうです。
二階の棚の背面のメンテナンス等は、この日愛知県から応援に来て下さったTさんにお願いしました。ナガシマさんが準備していた部室壁面画像プリントを、フィギュアの背後にセットするなどの作業をやっていただきました。
Tさんは、御自身も桜高軽音部室のミニチュア模型をフィグマサイズで再現製作されておられますので、フィギュアの展示スペースのジオラマ化といった取り組みに関しても、出来れば御指導および御協力を仰ぎたいところです。
破損していたフィギュアの再展示も、御覧の通りなんとか実現出来ました。右端の田井中律のパーカーが依然として行方不明でしたが、これは後の10月4日の物置の整理作業にて発見されました。
展示再構成の一環として、上図のようにアニメに登場した小物の実物を展示する、という試みをやりました。ファンにとっては周知の、田井中律のシャーペンとペンケース、秋山澪の消しゴムの実物を、私の所蔵品の寄託によって揃えました。もちろん、該当の劇中シーンもプリントして額装して添えておきました。
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一階のミニフィギュアの追加展示となるプロッププチプラスシリーズVol.1およびVol.2の全21体の組み立ておよび陳列は、愛知県のTさんにお願いしました。未開封でしたので、パーツの組み立てから始める必要がありましたが、Tさんは慣れているようで、テキパキと進めてくれました。
全ての仮棚を組み込んだ、一階左側棚のミニフィギュア展示コーナーです。各段にずらりと並べると、サイズの小さなフィギュアでも引き立って見えます。いわゆる集中表示による拡大感効果で、博物館などの基本的な展示手法の一つです。
歴史系博物館などにおいては、主に土器類などの埋蔵文化財の展示によく使われる方法ですが、これをミニフィギュアに応用したのが、この展示エリアです。 (続く)