気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

けいおん!の聖地をゆく18 その7 ルーチェ・カルマにて

2018年10月22日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 豊郷駅前に在ってファンの多くが「けいおんショップ」と呼ぶルーチェ・カルマの店内には、驚くほどのけいおんグッズやポスター、タペストリー類が展示されています。
 そのなかでもフィギュア類はひときわ目立ちます。けいおんのキャラクターの立体化ですから、見るだけでアニメの世界観に浸れます。このあたりは、酬徳記念館けいおんコーナーとあまり変わらない状態です。

 

 ですが、店内に配置されるフィギュアのなかには、酬徳記念館の展示に無いものが幾つかあります。上図の琴吹紬と平沢憂のミニフィギュアは、ブロッコリーの「ちょこると」シリーズです。2015年11月の発売ですから、けいおんフィギュアの中では新しく、それだけに中古品市場での流通価格も高いです。
 それ以上に、この2体のミニフィギュアを、食器や料理のミニチュアと組み合わせて効果的にディスプレィしてあるのが目をひきます。なかなか良い感じです。

 

 こちらはパンブレストの映画けいおんデラックスフィギュアシリーズです。6体セットですが、こちらには5体しかありません。テーブル上に林立する酒瓶と合わせるように並べてあるので、全体としてワンセットのオブジェのように見えます。縦長の立体物を並べると横長に見えて視覚的にはひとつのグループ品として見えてくる、というのは、博物館の展示手法の一つです。彫刻や仏像の特別展示などで採られています。

 

 こちらはバンプレストのSQシリーズの3体です。店内のフィギュアの多くはファンからの寄贈品だと聞きますが、酬徳記念館への寄贈とあわせて贈られた品もあるとかで、同じものが置いてあります。
 このSQシリーズは、けいおんフィギュアの中で最も売れたとされており、確かに中古ショップの大部分で豊富な店頭在庫を見かけます。当時は高価で手が出なかったアルターのシリーズの代わりに、とファンの大多数が買ったため、とアニメ雑誌か何かの特集記事で読んだ記憶があります。

 

 談笑するファンの二人。左はこの日はるばる千葉県から作業の応援に来て下さったTさんです。右の方は長野県から来られて、この日は日野の鎌掛小学校にも行ってきたそうです。

 

 彼らのテーブルの端にも、ミニフィギュアを使った可愛らしいジオラマ風ディスプレイが置かれてありました。ミニチュアのケーキなどと組み合わせて、おやつパーティーの場面をうまく表現してあります。

 

 こちらはねんどろいどを使用した、比較的大型のディスプレィです。お店が夜はバーとして営業しているので、お酒のボトルのミニチュアも組み入れてあります。名刺をかかえこむかのような、トップのフラワーが良いアクセントになっています。お店の方がフラワーデザイナーをされていると聞き、なるほどと納得しました。

 

 こちらは、ファンの方によるものらしいです。ミリタリー趣味の方だったらしく、軍装品のミニチュアにメイド姿ねんどろいどぷちの秋山澪が囲まれています。妙に似合っていて、それなりの雰囲気にまとまっています。

 

 千葉県のTさんと記念撮影。愛知県のTさんに撮っていただきました。

 

 棚のなかにもミニフィギュアを使ったジオラマ風の展示があります。なかなか粋な演出です。ただのミニフィギュアが存在感を増してなにやら高価品にも見えてしまいます。いかにデザインして魅力的に仕上げるか、ということの好例です。

 

 こちらの展示もなかなか面白いです。ねんどろいどぷち・だいいっきのシリーズを使用して、上段は夏の海でのシーン、下段はHTTのコミックバンド風ライブを楽しく表現してあります。中野梓のツインテールが逆立ってシカの角みたいに見えるのが笑えます。

 

 店内に置かれていたフィギュアのなかで最大のスケールである1/4サイズの琴吹紬です。フリーイングが発売した、月面バニーバージョンですが、大きいうえに高価であったため、他の4体の商品化へ繋げる程に売れず、この1体のみで終わってしまった、という話を聞いたことがあります。造形表現自体は素晴らしいだけに、琴吹紬のみで終わってしまったのが惜しまれます。
 ちなみにこれは、酬徳記念館の展示には無い一品です。

 

 こちらは、フラワーデザインと組み合わせて効果的な演出がなされています。HTTの5人は、ウェーブの着ぐるみシリーズの頭部パーツを転用して、オリジナル制作の胴体に載せてありますが、違和感が全くありません。見事です。

 

 皆と色々話しているうちに、一時間余りが過ぎて外はすっかり闇となりました。キャンドルの光も明るさを増したように感じられました。

 

 その光に照らされて白っぽく浮かび上がるフィギュアの数々を眺めた後、皆さんと握手を交わして一足先に退出、夜の湖東路を走って京都へ帰りました。  (続く)

 


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