水明荘の受付にて、女将さんに「ゆるキャン△」関連のお話を少し伺いました。四尾連湖一帯は殆どが水明荘の私有地なのだそうで、それがアニメの聖地になったことをとても喜んでいました。キャンプ場も含めた一帯の手書きマップを見せてきて、アニメに出てきた場所を全部指さして教えてくれました。
そのなかで、「各務原なでしこが登った高台のサイト」というのが気になりました。その位置は、水明荘からちょうど正面に見える対岸の広場サイトの上、ということでした。
そこで、歩いてきた周回路を逆にたどって、その場所へ行ってみました。上図の広場サイトです。その中央に行くと、上に登る階段があり、登っていくとそこにもキャンプサイトが幾つかありました。
水明荘で教えてもらった、「各務原なでしこが登った高台のサイト」は、上図のFサイトだということでした。けっこう広くてテントが10張ぐらいは設営出来そうです。隣にEサイトもありました。湖の南南西に位置しています。水明荘キャンプ場の南端にあたるそうです。
Fサイトからは、御覧のように湖を見渡す事が出来ます。上から見下ろせる場所は、この位置だけだそうです。
ほぼ似た位置で、各務原なでしこが景色を撮っているシーンです。このFサイトを含めた広場エリアが、湖の眺めが一番良いので、キャンプの位置として最も人気があるそうです。しかし、「ゆるキャン△」では湖の西岸の尾崎龍王の碑の近くに各務原なでしこと志摩リンがテントを張っていました。水明荘キャンプ場の北端にあたる場所です。
広場サイトから、西側サイトの方角を見ました。この場所から尾崎龍王の碑までは100メートル余りです。この辺りの散策路が、劇中では逆方向から描かれて各務原なでしこが歩いています。
このシーンですね。各務原なでしこが歩いているのが水辺の砂浜で、右側の一段高い所が周回路です。
西側の芝生サイトに戻ってきました。サイトの中を通る道が、木枠で明確にされていました。その道を各務原なでしこがテントに戻っていったわけです。
このシーンですね。そしてテントへ戻ったなでしこは、炭火が起こせなくて落ち込んでいる志摩りんを見るわけですね。
芝生サイトには、このようなファイヤーベースが点在しています。芝生で焚火すると芝や地面の微生物などが火や熱で全滅して土壌が死んでしまうため、こうしたベースを用いるか、焚火台を用意してそのうえで火を使うか、のいずれかになります。
私は、キャンプ場では直火可能なフリーサイトまたは自然のままのサイトを好んで選びますので、こうしたベースは一度も使ったことがありません。
劇中では「グリーンサイト」と呼ばれる林間の平坦地エリアです。ここだけが林の下になっているので雨が降っても影響が少なさそうです。日陰なので、夏場においては人気がありそうです。
直火可能なサイトですが、焚火の跡はあまり見当たりませんでした。火を使った場所は、地表の色が異なりますからすぐに分かりますし、灰も残されますが、そういうのがありませんでしたから、このサイトはあまり使われていないのかもしれません。
再度、尾崎龍王の碑に一礼して、湖畔の道を歩いて東へ向かいました。
周回路の北側ルートの方が、日当たりが良いので、桜の木が湖畔に点在しています。
水辺に揺れつつ白く輝く桜です。綺麗でした。
水明荘の駐車場に戻って車に乗り、上図の場所でいったん降りて、記念に一枚撮りました。予定では一時間と見積もりましたが、再び一周したので、一時間半ほど滞在したことになりました。それでもこの日は時間的に余裕あるスケジュールにしてありましたから、その後もゆっくりまったりと回りました。後から考えると、四尾連湖には二時間ほど滞在していても良かったな、と思います。
ともあれ、素晴らしい場所でした。行って良かった、また来たい、出来たら水明荘に泊まって、のんびりと過ごしてみたいなあ、と思いました。 (続く)