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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く2 その2  四尾連湖へ

2018年04月15日 | ゆるキャン△

 タイムズレンタカー甲府駅前店には7時55分に着きましたが、既に店は開いていて、係員が出迎えて下さいました。手続きと支払いを済ませ、8時5分には出発しました。
 この日借りたのは軽自動車のフレアワゴンで、8時から20時までで会員優待料金で3855円でした。返却前にガソリンを満タンにしておくのが条件ですので、その費用をプラスすれば、4500円前後になると見込まれました。
 結果的にはガソリン代が721円でしたので、計4576円が、この日の巡礼の交通費であったことになります。19時過ぎに返却するまでに7ヶ所を回り、総移動距離は76.7キロにおよびました。車でないと行けない場所が大半でしたので、交通費としては破格の安さであった、と思います。

 さて、この日の最初の巡礼地は、原作にもアニメにも登場した、市川三郷町の四尾連湖でした。甲府駅南から平和通りを南下して国道358号線に入り、さらに南下して笛吹川を渡ったところで右折して国道140号線に進みました。桃林橋南詰の交差点で左折して県道3号線に進み、芦川橋西詰にて左の旧道に入り、市川大門郵便局を過ぎたところの交差点で四尾連湖への方向表示にしたがい左折しました。
 そこからの県道409号線の終点が、四尾連湖でした。登り坂と急カープの連続でしたので、安全運転を心がけました。

 上画像は、国道358号線の笛吹川の橋梁上にて信号待ちの際に、四尾連湖のある山並みを望んだところです。

 

 途中に、下部方面にゆく県道414号線との分岐があり、道幅も広かったので、車を道端に寄せて停め、上画像の景色を記念に撮りました。原作コミック第2巻の90ページ1コマ目に、この場所が登場するからです。
 周知のように、原作コミックでは、各務原姉妹と志摩リンが車で四尾連湖までの県道409号線をえんえんと辿って行く過程が描かれています。実際にその通りの景色の中を私も走りましたが、そうした長いコース途上の描写がアニメでは殆ど省かれています。ちょっと残念です。

 

 さらに、少し進んで道が東に向いて登り坂になったところで南側が開けて、上図のような眺望が広がります。道路脇に設けられた鉄製の連絡路に既視感があったので、道端に車を寄せて停めました。原作第2巻の89ページ3コマ目で、各務原桜が愛車ラシーンを停めた場所がここでした。
 続く4コマ目で、各務原桜、志摩リン、各務原なでしこの三人が車から降りて景色を見る姿が描かれ、なでしこはスマホを頭上に高く持ってカシャとやっていますが、この景色を撮っていたわけです。

 

 さらにカーブの連続をたどって林の下を潜り抜け、龍雲荘キャンプ場駐車場の横から左に進み、上図の分岐に至りました。甲府駅南からの所要時間は55分でした。

 

 アニメ第6話の劇中でもそのまま登場しています。ですが、龍雲荘が青雲荘に、水明荘が木明荘になっています。あとは実際の景色をそのまま写し取っています。
 ラシーンが右に進んだのにならって、私もハンドルを右にきりましたが、そこからの道が狭くて、ちょっと緊張しました。対向車と鉢合わせしないように祈りつつ、未舗装の下り坂を降りてゆきました。

 

 細い道を抜けた先が、水明荘の駐車場でした。上図のように、奥に車を入れて停めました。軽自動車ですと、こういう限られたスペースでも楽に転回出来ます。

 

 初めてやってきた場所ですが、既視感バッチリです。

 

 アニメ第6話のワンシーンに、そのままの景色が登場します。水明荘ならぬ木明荘ですが・・・。劇中ではラシーンは駐車場の一番手前に停めているのが分かります。

 

 四尾連湖です。ついにやってまいりました。

 

 駐車場の下の休憩所施設の横に出ると、湖畔の小路がありました。これがアニメ第6話にて描かれたキャンプ場への道だな、と気付きました。

 

 池の向こう側に水明荘キャンプ場が望まれました。とりあえず、行ってみることにして道をたどりましたが、程なくして劇中シーンの景観に包まれました。

 

 アニメ第7話にて、同じ道を志摩リンが荷車を押して歩いていたのでした。季節が秋なので、今回とは景色の色合いが全然異なりますが、地形はそのままでした。

 

 標高は850メートルを数える山の上です。甲府市街で寒かったのが、更に寒くなりました。市街地では既に散ってしまっていた桜が、湖畔ではまだ満開状態でした。

 

 四尾連湖の桜です。アニメの景観とは全く異なる季節の景色ですが、素晴らしさは変わりません。良いタイミングに来られたなあ、と感動しました。

 

 山の上にある丸い湖です。周囲は約1.2キロ、透明度の高い水は湧水だそうです。標高850メートルの高所に水が湧いて、このような湖になるという現象がなにか神秘的な感覚をともないます。地形的にはかつての火口に生じたカルデラ湖のような感じですが、本当にそうなのかは定かではないようです。

 

 道が水明荘キャンプ場に出る地点に、上図の石碑が建てられています。この湖の龍神とされる「尾崎龍王」の名が刻まれています。四つの尾を連ねた龍神と言い伝えられ、四尾連湖の名前の由来にもなっていますが、昔は「志比礼湖」または「神秘麗湖」と表記することも多かったそうです。
 特に「神秘麗湖」のほうは、現地の幻想的な雰囲気をそのまま伝えるかのようです。

 

 アニメ第6話でもこのとおり登場し、志摩リンがこれを見て、各務原なでしこがこれにお祈りします。二人とも、何の石碑であるかは理解していなかったようです。

 

  脇に小さく「内八湖第八番鎮座所」と刻まれてあります。
 富士山を霊峰と崇める富士山信仰における霊場のなかに、富士山周辺の八ヶ所の湖が含まれます。八ヶ所とは、泉端、山中、明見、河口、西、精進、本栖、四尾連を指し、 あわせて「内八海」と称しました。富士へ登る行者が、登山前の儀式としてこの「内八海」を巡礼し、それぞれの湖の龍神に登山修行の加護を祈念したということです。

 そしてここ四尾連湖は、「内八海」の八番目の霊場に位置づけられて巡礼満願の地でありました。修行者はそれから富士山に向かうか、さらに忍野村の「元八海」にも参拝を行うか、のいずれかであったそうです。石碑自体は幕末の嘉永七年(1854)の建立になるので、その頃に富士山信仰の行者の行き来が盛んであったのでしょう。 (続く)

 

コメント (2)
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