黒森峰女学園チームの保有する車輌は、第二次大戦中にドイツ軍が生産し運用したもので占められています。校章もよく似ており、ドイツ機甲師団の末裔、とうたわれる所以です。
しかし、毎回の戦車道の試合にて投入される車輛は、戦車と駆逐戦車に絞られることが多いようです。突撃砲クラスは、アニメ本編では一度も出ていません。
なので、このⅣ号突撃砲は、Ⅲ号突撃砲とともに、黒森峰女学園チームでは練習用に使用されているのかもしれません。とりあえず、そういう設定にしておきましょう。ハイ。
この突撃砲クラスは砲塔が無いため、射撃時における他車の捕捉に相当の練度と精度が要求されます。その運用に慣れておけば、砲塔タイプの車輌に乗り換えた際の上達も早いそうです。史実のドイツ軍では、ミハエル・ヴィットマンがそうだったと何かの本で読んだ記憶があります。
才谷屋龍一さん描くところのコミック版「エリカの誇り」によれば、黒森峰女学園には付属の戦車道ユースチームがあり、黒森峰女学園戦車道チームへの参加を目指す中学生たちが、日々修練に励んでいます。
この日、Ⅳ号突撃砲に乗って授業を受けていたのは、特別研修生として短期講習に参加していた、このお二人でした。
左は、見滝原中学校2年生の美樹さやか。右は、栂ノ木第二中学校2年生の阿良々木月日。
美樹さやかの所属アニメは「魔法少女まどか☆マギカ」、公式サイトはこちら。
阿良々木月日の所属アニメは「偽物語」、公式サイトはこちら。
さて、今回のⅣ号突撃砲は、タミヤのMMシリーズの87番のキットをストレートに組んで作りました。公式には登場していませんので、ガルパン仕様については適当に設定しました。
シュルツェンは着脱可とし、車外装備品は必要最低限にまとめ、ガルパン戦車の大多数が装備している品だけをセットしました。
したがって、機銃や予備履帯、ガソリン缶、道具箱の一部は付けていません。増加装甲およびコンクリートブロックも付けていません。
エンジンルーム上の各装備品は全く付けていません。練習用車輌ですから、試合に投入される車輛が必要とする装備の大半が無用となります。
シュルツェンを付けました。前期型のタイプです。
校章は、車体の前面左側、背面左側、右側面に一枚ずつ貼りました。また左右のシュルツェンにも大きなサイズのものを一枚ずつ貼りました。
ハッチ類は、全てピットマルチ使用にて開閉自在となっています。操縦手用のハッチが前面左側にあるのが、Ⅲ号突撃砲との識別点の一つです。
製作期間は、2016年8月17日から20日までの三日間でした。ストレート組みで、塗装もティーガーⅠと同じ一色にして、一気に仕上げました。
ガルパン塗料セットの「黒森峰ゲルブⅠ」はティーガーⅠでしか使わないので、かなりの余剰があり、その用途として今回のキットが役立った格好でした。
ガルパン仕様の再現にいつも四苦八苦しているので、たまにはこういうふうに気楽に作って何も考えずに仕上げてゆくのも良いです。けっこう気分転換になりますね・・・。