気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

プラウダ高校 I S-2 作ります!! その1

2016年09月24日 | ガルパン模型制作記
 私が所属する模型サークルにおいて唯一のガルパン仲間であるTさんは、この8月下旬に三度目の大洗行きを楽しんできたそうです。大洗の各店舗に寄贈されているガルパン戦車プラモデルを見るのがとても面白かったらしく、最近はその話題ばかりになりがちでした。折しも私はサンダースチームのファイアフライを製作中でしたが、Tさんは「そういやあ、大洗にはファイアフライの寄贈品は見当たらなかったねえ。無いのかな」と言いました。
「ファイアフライなら、蕎麦屋もやってる民宿の「あんばいや」に置いてありますよ。でも宿泊客でないと見られない場所にありますんで」
「ああ、ナオミのパネルがあった所か。まだ入ってないんやねえ、あの店は。あと、見当たらなかったのはIS-2やったかな・・・」
「IS-2なら、そのパネルがある「日野屋商店」に置いてありますよ」
「ああ、継続のミッコのパネルがある所か」
「いや、それは石油店のほうです。そこじゃなくて、大貫商店街の方の豆腐屋さんです」
「大貫・・・ていうと、ピンクのM3リーのパネルがある肉屋の向かいの豆腐屋?」
「そうです」
「あったかなあ・・・、T34の85はあったけど・・・、あっ、あれか、玄関入って左の下の方に幾つか並んでたわなあ、確か」
「そのなかにIS-2も含まれてるんです」
「そうやったのか、スケール違いの車輌が並べてあるんは分かったけど、T34の85に気をとられてよく見てなかったなあ、しまったねえ」
「また行ってじっくり見たらいいじゃないですか」
「ああ、そういうことやね。うん、大洗にはまた行きたいね。ノンナのフィギュアも見たいしね」


 そんなTさんが、ガルパンキャラクターの中で最もお気に入りなのが、プラウダ高校チーム副隊長のノンナです。劇中ではサンダースのナオミと並ぶ行進間射撃の名手です。


 その搭乗車は、劇場版においては最初から最後までIS-2でしたが、テレビ版においては、ノンナは最初はT34-85に搭乗していました。その時点では、IS-2は他のメンバーによって操られ、雪中から忽然と姿を現して大洗女子学園チームを牽制し、追い詰める勢子の役割を果たしました。


 大洗女子学園チームの必死の反攻作戦が開始された際、カメさんチームが単騎で殴り込みをかけて4輌の小グループのうちの2輌を撃破、1輌の履帯を破壊した時点で、残った1輌がIS-2でした。
 カメさんチームは、IS-2にも一度狙いを定めて後ろを取り、発砲しているのですが、命中には至りませんでした。この時命中させて履帯でも壊しておけば、その後のストーリーはかなり変わっていた筈です。


 それで生き残ったIS-2が追撃戦に加わり、ノンナがT34-85から移乗して、追撃戦の主力となりました。


 その恐るべき射撃の腕が、122ミリ砲の威力を如何なく発揮せしめました。大洗チームは、ウサギさんチーム、カモさんチームが次々に撃破され、フラッグ車のアヒルさんチームだけになり、砲弾の雨の中を必死に逃げ続けるという、手に汗握ってハラハラさせられる展開となったのは周知の通りです。

 つまり、ノンナがIS-2に乗れば、プラウダチーム最強の戦力であるわけですね。


 そのIS-2を、私のガルパン戦車プラモデルの第27作目に選びました。上図の公式キットは既に調達してありました。そのことをTさんに伝えると、ノンナのフィギュアも作るのか、と訊かれました。
「いや、1/35のフィギュアは作りませんので。ノンナならば、ねんぷちがありますんで、それを一緒に飾ればいいかな、って思いますが」
「ああ、そうか。ねんぷちがあったんやね。確か近く再販されるんやろ?・・・それ買わないとあかんな」


 パッケージの中身です。元はドラゴンのスマートキットです。プラウダ高校チームにおいては最も大型の車輌ですが、パーツ数も割合に少なく、楽に作れそうな感じです。ただし、何も考えずに組み立てガイドの指示通りに作っていけば、の話です。


 ガルパン仕様に作る場合、このIS-2が、プラウダ高校チームの四種の車輌の中で最も難度が高いです。事前に上図右のノートにまとめておいた改造および修正ポイントは、30ヶ所を軽く超えました。致命的なのは、上下の車体パーツの長さが一致しないため、合わせると前端に2ミリ近い隙間が生じる点です。
 さらに、劇中車についている背面の牽引ワイヤーが公式キットには入っていませんので、そのパーツを他から調達する必要があります。

 IS-2のキットはタミヤからも発売されていますが、改造および修正ポイントが公式キットよりも少なくなって楽になる、というわけではありません。デカールのことを考えると、公式キットの方がやや便利、という程度です。

 上図左は組み立てガイドですが、表紙は才谷屋龍一さんのコミックになっていて楽しいです。制作ステップも9つしかありませんが、改造および修正の工程を加えたら倍以上にはなります。実際のところ、組み立てるよりも、改造し修正する作業の方が多かったです。 (続く)

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