ステップ4の続きです。上部車体の後半部を組み立てるべく、各パーツを切り出しました。このうち、鋸のA17において修正が必要です。
鋸のパーツA17です。御覧のように、実車の装備品を忠実に再現してあります。
ところが、劇中車においては鋸の刃の部分が外されていて枠だけになっています。
そこでパーツA17の刃の部分をカットして枠だけにしました。
パーツA17を車体にセットしました。その位置に合わせて道具箱A2も取り付けました。キット指示の位置よりややズレますので、ダボはあらかじめ切り取っておきました。
燃料タンクのパーツ類です。ガイドの指示通りに組み立てました。
燃料タンクを四個とも車体にセットしました。載架および固定ベルトの形状に微妙な差がありますが、修正するほどのものではないので、キットパーツのまま生かしました。
続いて車体前面に戻って前照灯などを取り付けました。D12の上の小ハッチはプラ板で再現し、そのヒンジ部のパーツはアスカのシャーマンファイアフライのキットの余り部品G11を利用しました。
また、ペリスコープカバーB11は、若干高さがありますが、劇中車のように低くするとメリハリが無くなるので、そのまま生かして取り付けました。砲塔の回転時に僅かに干渉しますが、気にしないでおきました。
作業完了後の左側面の状態です。
作業完了後の右側面の状態です。鋳造車体特有のザラザラ肌も目立たない程度にヤスって均しました。
左右フェンダーの前端は、劇中車では短くカットされていますので、それに合わせて約2ミリほど切り取りました。実在の車輌ではフェンダー前端に別体部分がついてヒンジ留めされていますが、劇中車では別体部分自体がなく、前端の位置は別体部分のやや真ん中にあたります。そのため、フェンダー前端のヒンジ等のモールドも削り取っています。
こうしたフェンダー前端部の修正は、プラウダ高校チームの戦車に多いのですが、それはプラウダ高校チームの所属車輌がいずれも車体前面部分において実車と異なる仕様にデザインされていることに起因するのかもしれません。
また、裏側から取り付けて露出させたD16については、劇中車では小さく出ているので、後のステップにて周囲の隙間をパテで埋め、出っ張り感も減らして調整しました。 (続く)