気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

知波単学園の「鉄獅子」22輌

2016年08月31日 | ガールズ&パンツァー

 対大学選抜戦にて大洗女子学園に助太刀すべく駆けつけた、知波単学園の「鉄獅子」22輌です。その内訳は、九七式チハ旧砲塔が14輌、九七式チハ新砲塔が7輌、九五式軽戦車が1輌、です。

 実際の日本陸軍が大部分の戦線にて車輌不足に悩まされた歴史とは真逆の、豊富な物量が示されるあたりも面白いのですが、22輌というのがガルパンの高校戦車道チームの一度の登場数としては最多であるのが更に面白いです。

 そして、それだけの数であるのに車種は三つしかありません。一式中戦車も四式中戦車も出てきませんでした。この三種の車輌しか保有していないのかもしれません。特に九五式軽戦車は、福田の専用車のみであるような印象があります。

 一番面白いのは、この22輌をもってしても試合に勝つのは難しい、と思ってしまう点です。戦史を通じて日本戦車のポンコツぶり、脆弱さが知れ渡っているせいもありますが、そんなふうに自国の戦車のひ弱さを理解し諦め半分に「我が国の戦車はダメだ」と、むしろ威張っていう日本人の有様に、なんとなく笑いがこみあげてきてしまいます・・・。

 しかし、ガルパン劇場版の知波単学園チームは、そうした諦観を吹き飛ばす素晴らしい活躍をみせてくれました。最後の突撃こそあっけなく躱されて全滅に至りましたが、終盤近くまで戦い続けた日本戦車部隊の勇姿と闘志のさまは、大変に感動的でした。
 その活躍ぶりこそ、武運つたなく散った数多の日本陸軍戦車兵たちへ捧げる最美の献花もしくは鎮魂歌であった、と信じたいです。
コメント (4)
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