翌朝は、早起きして日の出を拝みました。今回は初詣も目的の一つであったからです。二週間遅れではありましたが、敬虔な気持ちで窓に向かいました。
シーサイドホテルの部屋の案内状には、当日の日の出の時刻も書かれているため、天気が良ければ太陽が水平線からのぼってくるのを見ることが出来ます。赤く淡い輝きから始まったその景色は、この日も快晴であることを示していました。
右側に、大洗海岸の灯台の方を見ました。鹿島灘は穏やかに凪いでいました。
左側には、神磯の鳥居が見えました。露岩がやや少ないので、満ち潮に近いのでしょう。
エレベータールームの窓からは、大洗磯前神社の大鳥居も望まれます。
反対側の窓からは、一の鳥居からフェリー埠頭までの街並みが見えます。
朝風呂で温まり、次いで朝食をいただいて部屋に戻ると、窓の景色はかくのごとくでした。窓際のソファにもたれてしばらくのんびりしました。
9時前に出発し、シーサイドホテルを後にしました。
これから初詣です。大鳥居が青空に白く聳えていました。
まずは神磯の鳥居に向かって礼拝しました。
何度見ても良い景色です。大洗といえばココです。見飽きることがありません。
大洗磯前神社に参拝しました。
新春へのお祓いをなす茅の輪くぐりをやりました。奈良に住んでいたころは、三輪明神大神神社の茅の輪くぐりを毎年欠かさずやっていましたね・・・。
拝殿です。昨年に修理が完成した銅板屋根は、一年ほどを経てアカガネ色の輝きも落ち着いてきました。
今年は申年です。神前の大絵馬も装いを新たにして、波間を駈ける猿の姿を描いてありました。躍動感あふれる白波は、鹿島灘のそれでしょうか。
お馴染みのガルパン大絵馬は、位置も図柄も変えて劇場版仕様になっていました。劇場版では、大洗磯前神社も登場しましたから、参拝客に占めるアニメ巡礼者の比率も増えることでしょう。
実際、今回の訪問時には境内の内外にて、数人の新規ファンらしき若い方々を見かけました。多くが片手に「大洗フィーベル」または「るるぶガルパン」を持ち、片手にはスマホを持って地図や情報板などを確かめながら歩いていました。
初めての訪問である人がほとんどのようで、一様に周囲を見回し、地図を確認しつつも移動方向に迷っている感じがありました。それでいて楽しそうでした。私も2013年に初めて大洗ガルパン巡礼を行なった時は、似たような感じであったはずです。
それからここの神社への初詣も三度目になりました。時の経つのは早いものですね。 (続く)