<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

テロがなくなるために

2005-10-09 22:23:10 | ガルマルの鼻歌で散歩
岩波新書の「サウジアラビア」という本を昨日、シーテックに向う列車の中で読みました。たとえば、サウジアラビアの女性は車の運転ができないそうです。車の運転をして一人で外に出かけると、自分の夫以外の男と出会う機会が増えることがいけないのだそうです。サウジアラビアで行われている教育では、異教徒は撲滅すべきもので、さらに同じイスラム教徒でも自分たちと違う宗派は撲滅すべきものになります。自分たちと違う人間に対する許容度が極端に低いのです。

たとえば、東南アジアのイスラム教は、全く違います。インドネシア、マレイシア、ブルネイが主なイスラムの国ですが、どの国も異教徒の存在を認めています。女性が車を運転することも問題ありません。女性が車を運転することを禁止したら、暴動が起きるでしょう。

この三国の中で一番、イスラム教の戒律が厳しいブルネイでさえ、異教徒がアルコールを飲むのは許されています。もちろん、ブルネイではホテルをはじめ、公共的なところではアルコールを飲むことはできないし、アルコールを売っている店も国内にないので、飲もうと思っても簡単なことではないのですけれど。

この「サウジアラビア」という本を読んで一番に感じたのは、先進国が石油に対する依存を少なくする必要があるのではないかということです。この国が石油という不労所得で存続しているうちは、本当の幸せは来ないのではないかという気がします。

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