<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

米と中は似ている

2005-09-06 08:52:45 | ガルマルの鼻歌で散歩
立花隆さんといえば、国民的英雄であった田中角栄さんを地に落としたことで有名な人です。その橘さんが日経のホームページに連載している記事があります。その45回目の連載で「これからの日本は、宿命的にこの二つの超大国のはざまで上手に生き抜いていかねばならないのである」とおっしゃっている。二つの超大国とは、もちろん、米と中です。

立花さんのいっていることの真偽は別として、この二つの超大国は良く似ていると思います。とにかく、貧富の差が大きいのです。両国では、教育とはエリートのためにあります。子供の8割、9割は授業を理解できなくてもいいから、数パーセントの学生が理解してエリートになればいいというのが基本ではないかと思います。日本が標準偏差を小さくするという教育方針であるのに比べて、米と中はエリートの平均点数をあげることが大事なのだ、標準偏差がどれだけ大きくなろうと構わないと、いうのが基本だと思います。

立花隆さんは上海からの報告です。上海や北京のような大都市であれば中国の力を感じることができるでしょう。でも、涼山州のような辺境の地に行くと、都会では考えられないような荒廃地が広がり、日に日に狭くなる耕作可能な土地に農民がしがみつくようにせっせと耕している光景に出会うでしょう。この中国における都市と農村の較差は、日本の較差に比べると大きすぎます。

こんな風な方針の大国に挟まれているのですが、自分たちの国の方針を日本に押し付けるのだけは止めていただければと思います。もちろん、米や中の繁栄はいつまでも続くことはないでしょう。いずれ、繁栄する土地は次の地域に移っていくのだと思います。次は、インドやパキスタンなのかも知れません。そうなっても、日本は標準偏差を小さくする国であって欲しい。つまり、ほとんどの国民が同じような能力と同じような生活をする国であって欲しいと思います。

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