<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

求人が増えたから、終身雇用制のことを考えてみた

2006-02-02 13:45:41 | ガルマルの鼻歌で散歩
求人倍率が1を超えたそうです。ということは、職を欲しい人のほうが、労働者を欲しい人より多いということになります。あっ、逆だ。とにかく、働こうと思ったら職はあるということです。働いてお金が稼ぐ機会が増えるというのはいいことだとは思います。

でも、パートとか、アルバイトの需要が増えているんだそうです。なかなか、正社員になるのは大変なようですね。今朝のNHKのニュースでした。終身雇用制が崩れていますからしょうがないんでしょうかね。

まあ、実力のある人は、終身雇用制というのは、ない方がいいんでしょうね。実力さえあれば、より儲けのある商売を始めたり、より給料をくれる企業に転職したりすればいいわけです。

終身雇用制というのは、若いときは安い給料で我慢してでも、定年までちゃんと給料を払ってくれるというのが原則です。そういうことで、会社に対する忠誠心とか、余裕を持った生活ができると思います。だから、ずるをして、会社の金を使い込んだりすることはないのかもしれません。

私は、終身雇用制が悪いものだとは思っていません。誰しも安定した生活にはあこがれるもんです。あの寅さんだって、自分はできないだろうなあと思いつつも、堅気の安定した生活にあこがれていたじゃありませんか。人類が狩猟採集生活を捨てて農耕生活に入ったのも、食料をより安定して生産することができたからじゃないのでしょうか。

かといって、終身雇用制のすべてがいいかというと、そうでもないと思います。中途採用という概念が全く抜けているからです。特に、女性の中途採用という概念が抜けています。終身雇用制というのは、女性の犠牲のもとに成り立っていた制度なのかもしれません。結婚して、会社を辞めて、子供を産んで、子供を育てて、さて、子供が独立して自由な時間ができたから働こうかしらと思ったとき、どこの会社も雇ってくれないのです。あるのは、パートとか、アルバイトといういつ首になるかわからない不安定な仕事です。

考えてみれば、そういう女性の犠牲のもとに、終身雇用制、子供の教育、家庭の安全、PTAをはじめとする地域活動が支えられてきたんですねえ。ジェンダーというのは、そこんとこを考えないといけないんじゃないでしょうか。まあ、ちょっと、生意気なこといっちゃいましたね。

というわけで、本日のしっかり歩き6627歩、48分でスピードは138歩/分でした。

(ガルマル)


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