銀城歌劇団楽屋日記

今年開設15周年♪ライブレポ、コラム、イラスト、四コママンガ~あらゆる表現でBUCK-TICKを応援します♪♪♪

ザレビューオブ「ABRACADABRA」・弐

2020年10月13日 22時17分40秒 | BUCK-TICK

(写真は前回のタワレコ特設棚横にあったメンバー直筆サイン入りポスター。やっぱり都心の大型店は特別な展示物を見られるチャンスがあるのがいいね)

どもども。今日もアルバム「ABRACADABRA」ほぼ全曲レビューの続きです↓

○月の砂漠

またもや星野曲定番のエキゾチックナンバー、もといBUCK-TICKで巡る世界の旅。アトム収録「El Dorado」の続編っぽい印象も受けたな

出だしの彦の雄大なコーラス、いや独唱には度肝を抜かれると言うか、このコーラスはサビでも繰り返し登場するのだがどこかで聞いた事のある曲構成だなと思ったら「JUPITER」のAメロだ(←このパートも歌メロのバックに彦のコーラスがループしている)

個人的にはAメロ三連符の過剰にロマンチックな歌い出しも耳に残るのだが、結構彦ってプログレ指向の所あるよな

それにしても彦のコーラスの神秘的な響きと言ったら・・・彦はライブ中かなりの確率で口パクしているのだが、この部分で一気に「歌いたい!」欲が発散されてるって感じ(そもそも彦はゆうたがB-TのVo候補で連れてきた経緯があるしカラオケでは吉川晃司のモニカが持ち歌だし潜在的には歌いたい願望があるのかもな)

○「Villain」

ヴィランと聞くとディズニーヴィランズを思い出す(時期が時期だけにな)

音の作りとしては「ダ、ダダダダ」のリズムがループしているだけの単純な構成なのにカッコよく聞こえるのはラップパートや感情むき出しのサビのシャウトなどロック好きのツボを刺激する要素が多分に含まれているからだろうな

特にラップの歌詞にはさりげに過去曲のタイトルが耳に残ると言うか、過去の例としては「リザードスキンの少女」「LIMBO」がありますな

次の「凍える」は省略するとして、次は

○「舞夢マイム」

タイトルからしてフォークダンスっぽい曲!?と思いきやド直球のデュエット演歌!!

昭和歌謡シリーズと言えば「夜想」「THE SEASIDE STORY」「愛の葬列」があるけどここまでド演歌な音の作りは何かの冗談としか思えないっつーか、カラオケスナックや屋形船、忘年会でどこぞの上司とOLがエコー効かせて歌っている姿が脳裏に浮かんでしまい困る(苦笑)

私が思い出したのは以前このブログでも取り上げていた「かりあげクン」のアニメOP 「夜の銀ギツネとタヌキ」(これもデュエット曲でかりあげと部署のマドンナらしきキャラが二人並んでOPで歌っていたのを覚えてる)なのだが、私的には「凍える」をホラー深夜ドラマに使うのもいいが夜10時代にやってるオフィスコメディ系ドラマにこれをタイアップしてほしかったなぁ

EDでは主演女優&俳優、バックに他レギュラーが歌いながらコミカルな「舞夢ダンス」を披露し、深夜帯に近いドラマにも関わらず昭和チックな楽曲とコミカルなダンスが若者には新鮮に映り、ツイやYouTubeで歌い踊って「恋ダンス」以来の社会現象に・・・てな風になったら改めて注目されたと思うのですが(やっぱり不本意かなぁ)

 

 

 

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ザレビューオブ「ABRACADABRA」・壱

2020年10月11日 21時35分35秒 | BUCK-TICK

(写真は渋谷のタワレコの特設棚→どういう訳だか今回は地元のタワレコが特設棚作ってくれなかったので渋谷だったらあるかもと、生配信ライブの翌日渋谷に行って撮って来ました)

例の一件があってからヲタのあっちゃん呼びに違和感を感じるのだがこの感じってペットの犬猫が子供産んでもずっと「~ちゃん」付けされてるのと同じ違和感だわ

どもども。最初のライブレポも終わり、いつもと順番が逆になってしまうのですが今日からアルバム「ABRACADABRA」のレビューをやっていこうと思いますのでまずは「PEACE」から→

○「PEACE」

雲海を蝶が舞い明るく光と安らぎに満ちた天上の調べ・・・キャプションを付けるとしたらこんな感じでしょうか?コロナ収束後の新しい世界が見えます

○「ケセラセラ エレジー」

B-Tド定番のデジタルディスコナンバー→エレジー(哀歌)とタイトルにあるのでエレカシや竹原ピストルみたいなアコギの渋いナンバーを想像してたのだが、見事に予想大ハズレ遥か未来に思いを強く解き放つサビが好きです

○「URAHARA-JUKU」

09年メメモリ「アンファンテリブル」を連想させるハードなロックナンバー→曲の舞台は原宿よりも新宿歌舞伎町を想像すると言うか気分は新宿警察24時

サビの「邪魔すんなよ!どけよ!」は近年まれに見るオラオラ節全開でここ数年「僕」呼びで丁寧な言葉遣いが定着しつつある敦にもまだヤンキーっ気が残ってて少し嬉しく思ったりして(ワンレン時代は基本俺呼びで口調も荒っぽかったし→だから今の口調は違和感ありあり)個人的には同じフレーズを繰返すベースラインに緊張感を感じます→1音たりとも外せない難易度Aレベル級なプレイ

○「SOPHIA DREAM」

先生から時たま解き放たれるフォークロア調ソング→今回はケルティック調?でもって定期的に登場する公私混同曲(笑)

ブログやインスタで唯一公私を分けずに自身を表現し続ける今井先生だからこそ許される楽曲と言うか、自粛期間中に子供の描く独創的なお絵かきを眺めながらニヤニヤする先生の姿が目に浮かびます

しかしジャケ写のイメージ提供が秋田氏ではなくまさかの先生だったのには驚いたと言うか、以前このブログで触れた同曲の元ネタがアレなだけに一部のヲタからは

「今井寿は全然反省していない!」

と、ドヤされるのは火を見るより明らかなのに自ら楽曲ジャケ写で仕掛けるのは大胆不敵と言うかこれぞロックな生き方の見本だよなぁって感じ。凡人には決して真似できまい

続きます

 

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9·26ABRACADABRA@立川ライブレポ・四

2020年10月10日 16時22分25秒 | BUCK-TICKライブレポ

どもども。そう言えば今週7日付けのブログアクセス数がPV・訪問者数共に爆上がりしててアク解見たらそのほとんどが櫻井敦司ググりとなってたのに加え、人気記事ランキングも敦のフルネームが入ってる記事がライブレポ抑えて1位になってるので

「???なんであっちゃんの記事ばかり人気なの!?」

と困惑してたら先日ネットニュースにて第163回芥川賞を受賞した遠野遥氏が文芸誌にて実父はB-Tの櫻井敦司と明かし、誌上で対談したからだったのですね‼

どっひゃ~、敦の息子氏の話はかなり前から噂になってましたが(前妻が八木ヤギの前任なのもな)まさか文学賞を取り1表現者として父親と同じ土俵に立ち、公式な形で世間に発表するとは夢にも思わなかったと言うか、この事を知った時は複雑な気持ちになったと同時に「やっと認知されてよかったね、おめでとう」とも思いましたね

大抵注目の新人が世に出ると文春砲が炸裂して被弾した方もヲタクも傷つく事が多いのだが、今回の様に極めて健全な形で公表出来たのは遠野氏がスクープされる事によって敦自身の今の私生活もあれこれ暴かれるのを恐れ、だったら潔く認めちゃえと先手を打ったのではなかろーか?(受賞のタイミング的にツアー前だったしヲタが萎えるのを防ぎたい気持ちはあったはず)

それにしてもこの父子並んでも全然似てなくて「本当に親子?」と言うのが正直な感想だったのだが(きょもちゃん&京本政樹さんとは大違いだ)、Web上でまとまった写真を見ると「あ・・・敦だ」と面影が見える角度も幾つかあったりして(だけど前妻の顔の方が強く出てると言うか、昔雑誌で顔見た事あるから)本当に遺伝の力って怖いよな・・・

多分この話題を取り上げるのは今回限りで、以後は公私共にシャットアウトとなるのだろうけどお互いに幸せになれたのならばいいかと言う事でレポの続き↓

このEN曲も世界と言うワードが印象的な「世界は闇で満ちている」

「世界は何も変わらないだろう それでも夢に羽つけて飛ばせ」

こんな世の中だからこそ↑の一行は心に沁みるなぁ・・・が困ったのは敦が大写しになった際、ピチピチのインナーから●首が尖って見えたのがあっちゃんブラジャーしなよと言いたくなったわ

大トリは4年前の記憶も新しい「NEW WORLD」

「これが世界」 「悲しい世界」 「可笑しい世界」

今ほどこの曲の「世界」と言うワードが深く突き刺さる時代はないと言うか、それでも

「無限の闇 切り裂いてゆけ」

テレワーク出来ない職種で毎日電車通勤せざるをえない私にはとても力強く響き、勇気づけられましたね

同曲ではサビの「~の世界」と歌うたんびに彦がジャーンと右腕を上げるフリがお約束だが、結構真似している人がいたな

あふれる希望と感動の余韻を残して二時間弱の上映は終了!

私的にフィルコンは本人達出演無しだから1回見れば満足するかなと思いきや今回の上映見て考えが変わったと言うか、いつも通り複数回チケットを購入して良かったなと思いましたね

次も楽しむぞー‼

 

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9·26ABRACADABRA@立川ライブレポ・参

2020年10月09日 21時14分25秒 | BUCK-TICKライブレポ

どもども。ここ最近は年末に向けて次々とロックコンサート開催決定の報が目に飛び込んで来てますが、イエモン、キングヌーに続いて何と今度はLUNA SEAが12/21,22にたまアリにて2days開催決定との事!!

いや~前の2組はあまり接点ないけどルナシーはB-Tの面々と個人的に親しいメンバーがいたり主催のフェスにゲストに呼ばれるなど交流あるし、そんな彼らが覚悟をもって動き出すとなるとB-Tは本当にどうするつもりなんだろう?会報発送まであと21日!!

前回のレポからかなり間が開いてしまいましたが、立川のレポはEN編に入ります

本編終了後再び敦のアナウンスが流れ、場内の換気をするために15分の休憩に入るとの事→その後ENが始まりますとのコールがあったのだが、すでに暗黙の了解になっているとはいえENが予め予告されるのにちょっと違和感

他のファンの人達はトイレ行ったりスマホいじったり(一応上映中以外のスマホ操作は今回大っぴらに認められているっぽい)上映5分前になると再び魔王様から着席を促すアナウンスが

今回も生配信の時と同じく再登場時は今井先生&ゆうたの撮影タイムがあったが、今井先生の撮影の間の取り方も実際の公演と同じ様に再現されていてサムアップもしてくれますよ(客席の人達はどうせ写らないのだからとポーズとっている人は極少だったが、ここは一つごっこ遊びのつもりで乗ってみるのも一考かも)

EN曲はコロナ渦の息苦しい世界を生きる私達へのメッセージを意識したタイトルに「未来」「世界」のワードが入ったナンバー中心で1発目の「FUTURE SONG」の

「そこのけそこのけ 未来が通る」「進め 未来だ」

の歌詞はストレートに心に刺さったね(同曲では今井先生がほとんどメイン張っていて敦は後ろでひたすらウッ!ハッ!と掛け声担当だったが、ラストのハモりは前に出て先生と決めてました)

続く「MISTY ZONE」はアニィが両足でバスドラのペダルを踏むUPから始まり、その後ゆうたのベースへ移るのだがリズム隊の重低音の迫力&音圧が映像とは思えないほどズンズン身体に来ました!!PAスタッフさん達の底力

そして唯一非未来枠の「ロマンス」は本物の火が灯る蝋燭に床&ひな段にはカップキャンドルが敷き詰められるなど実際のライブでは消防法でアウトになりそうな(!?)演出で魅せてくれましたね

正直私は燭台持った敦のベールに炎が燃え移らないかヒヤヒヤしながら見てましたが、ラストのベール越しに見える横顔は揺らめく炎も相まって本当にキレイでした

これ以上書くと文章がくどくなりそうなので、次に続きます

 

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9·26ABRACADABRA@立川ライブレポ・弐

2020年10月04日 19時38分12秒 | BUCK-TICKライブレポ

(写真は会場近くの歩道から眺めたモノレール→モノレールがビルの間を走っている街ってもの凄く未来都市感があってカッコいいなと思ったのと同時に、駅のロータリーから西武球場行きのバスが出ているのを見てSixTONESのジェシーとHey!Say!JUMPのいのちゃんが遠い親戚と言う話も改めて納得出来たりして(ジェシーは立川市出身でいのちゃん埼玉県入間市出身)

どもども。BUCK-TICKは今日広島公演ですが、昨日らじらー聴きながらTL眺めてたらイエモンに続いて今度はKing Gnuが11月から有人アリーナツアーやるそうですね(しかもツアー会場には武道館2daysも!)

こうなって来るとますます12/29がどうなるか気になりますよね

「月の砂漠」ではCGで一瞬にして客席エリアが砂漠へステージが宮殿に変わったりしたのだが、ステージはフロントの床も巨大なLEDスクリーンになっていて「SOPHIA~」では前3人の足元に巨大なダイヤが浮かび「URAHARA~」では赤色灯を連想させる真っ赤なライティングと共に赤い光をギラギラと反射する水溜まりに変わって緊迫感溢れる繁華街の路上そのもの

その上全身に雨を受けるが如くサビで仰向けになって歌う敦のパフォは床下のスクリーンの映像とマッチして色っぽかったと言うか、髪も汗ばんでいて本当に雨に打たれている様だった 

「凍える」では冷ややかな青紫の照明と演奏だけで歌の世界を表現し、「ケセラセラ~」では先生の指芸が大写しに

「Villain」は廃TVの山に写し出される匿名の悪意をバックに憎しみを込めてカメラにシャウトする敦と淡々と歌う先生との対比が。怒りをストレートにぶつける敦の表情を見ているとこっちまで申し訳ない気持ちになってくる

「舞夢マイム」ではバックになんと場末の横丁が登場!!月の砂漠の宮殿やSOPHIA~のCGが最先端かつカッコよかっただけにその落差には思わず爆笑してしまったと言うか、店頭の看板にも小ネタが仕込んでありニヤニヤします

「ダンス天国」は思った以上にサイケデリックでLGBTの象徴であるレインボーカラーのウネウネが前から後ろからウネウネ×∞→バックの映像にはさりげなくエロい女性の口元やお尻三連コンボとヤバ目グラフィックが投入され、昭和のお色気番組OPみたいな画像バックに敦は股間に手をあて彦はカン高い声でアンアアン・・・こう言う曲では今井先生の出る幕はない感じ

ラストはウネウネがハートの形に縮んでいくのがさりげにキュート

だが「MOONLIGHT ESCAPE」となるとおフザケは一転、キリッと黒マントを羽織り夢への逃避を促す使者へと転じて朗々と歌い上げる姿は本当に夢の世界から表れた様でした

前曲でしんみりしたらステージ上に太陽系が表れ銀河系をブッ飛ばしていく映像が爽快な「ユリイカ」!!受け身だった観客もサビでは手を突き上げる人もちらほらいていつものノリが戻った感じ→ステージもLOVE! Year!の文字が散り乱れてピースフル(アブラ~の呪文も3DCGで表れる)

ラストの「忘却」は真上のカメラが一人スポットライトを浴びる敦を映し、暗いステージで真剣に歌う姿は途中四方八方に貫く白いライティングも相まって心に迫りましたね

そして敦がステージを去ると思いきや、聞き覚えのあるチャイムが鳴り響き始まったのはまさかの「Luna Park」!!

うひゃ~、長い間ファンの中では彦カプ曲はFC限定でしか聞けないみたいな法則があったがこれをトリにもって来るとは‼照明も「忘却」とは真逆の明るさで今井先生のステップも軽やかにとっても楽しそう♪まるでテーマパークのショーを見ている様な幸せな気分のまま、本編終了

EN編に続きます

 

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