銀城歌劇団楽屋日記

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理想の美味しいチョコレートとは?

2016年02月14日 22時35分33秒 | 劇団楽屋日記
ア~ア~アンァ、ギヴミーチョコゥレイトぅ~~~♪どもども、バレンタインデーともなるとついついこのフレーズを歌ってしまうのだが今日はBUCK-TICKの話ではなくセピア色の宝石・ボンボンショコラの話(贈答用の一口チョコの名称についてはボンボン・トリュフ・プラリネと諸説あるがここではボンボンで統一。あと上の櫻の写真も話とは関係ないが、春を先取りって事で)

今日はたまたま出先にて目的地のバスに乗り損ねてしまい、仕方ないのでバス停後ろの駅ビルのチョコ売り場にてカタログをもらい暇つぶしに眺めていたのだが驚いたのは、確か昔のボンボンショコラには洋酒をきかせたマジパンが入っているのが一つや二つあったのに今はほぼガナッシュ(チョコレートクリーム)ばっかりなんですよ

ガナッシュ以外のフィリングはせいぜいプラリネ(カラメル掛けのアーモンドをローラーで挽いたペースト)かキャラメル、クランチ、ゼリーとかで大人向けのお菓子の割には中身が駄菓子っぽい様な・・・???

実はマジパンフィリングのボンボンについては子供の頃の苦い思い出があるんですよね

昔父が仕事先からボンボンショコラの詰め合わせをもらってきて(何処のメーカーかは忘れた)早速、家族でつまんだのはいいが私がキレイな見た目に惹かれて口にした奴が前出の洋酒入りマジパンの物で(心の声)「な…なんだ!?この苦くてねっとりとした甘ったるい中の奴は…ま、不味い!!!」

一応貴重な一口だったのでその時は吐かずに最後まで食べましたが、私はそれ以来ボンボンショコラが嫌いになりましたね…何か見た目は可愛いのに中身が解らない事に凄い恐怖を感じると言いますか、中身は匂いで判断しなきゃいけないのも(←中にフレーバーの説明書があるだろって理屈は子供には通用しない)

ちなみに問題の「マジパン」と言うのは小麦粉のパンとは全く関係ない物で、その正体はアーモンドの粉に砂糖を加えてローラーで挽き練り合わせた粘土状の製菓材料(日本では茶会で出される「練り切り」に似ている)

ヨーロッパではポピュラーな食材で加工して食べたり伸ばしてケーキの表面を覆ったり、お酒と合わせてチョコのフィリングにしたり或いは着色して人形を作ったりと(日本ではメレンゲ細工が主流なのであまり見ない)非常に多方面で使われているのだが、日本人にはなじみのない味と食感のせいか最初は本場のレシピで作っていた菓子メーカーも徐々にマジパン入りショコラをレパートリーから外す様になったのかも知れないな

そもそも日本人には菓子に酒の味を加えて楽しむって発想が無かったのもマジパンが定着しなかった一因かも←洋酒の風味を加えたガナッシュとかも定着しつつはあるが、マジパンは無味無臭なので酒の味がストレートにするのだ。微かに香るのと味が直接伝わるのとでは大違いだと思うぞ

最後に、バレンタインチョコ最大手のゴディバには日本で商品開発を行っている専門のショコラティエがいるのだそうな(パンフで知った)

ゴディバはベルギーのメーカーだけど現在マジパン入りのボンボンショコラがレパートリーの中にない所を見ると、もしかしたら昔私と同じ様に洋酒入りのマジパンショコラを食べて高級チョコが嫌いになった人がいたのかも…と思ったりして
コメント
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