風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ナミアゲハ羽化!この子、幼虫時代の模様が変わっていました

2023年07月08日 | ナミアゲハ
金柑の葉に居た子が無事に羽化しました(#^.^#)
普通の(笑)ナミアゲハでした。

実はこの子、終齢幼虫になったとき、体の模様がちょっと変わっていて
庭で初めて見たときも「黄色すぎない?」と思ったのを、よく覚えています。


脱皮して「鳥フン」になると、普通のフン(笑)色になりました。
小さいほうがナミアゲハで、となりの大きい子はクロアゲハです。


青虫にも個性があるのか、この子はとても小食で
葉をちょとかじると休憩していて、なかなか大きくなりません。
それなのに、前の脱皮からたった3日後
ろくに餌も食べずまた脱皮して青虫になってしまいました(^^ゞ
体の模様に黒い部分が多い感じで、今まで見てきた幼虫とは違っていました。


体長は2.3cmくらい。
私の人差し指の第一関節くらいしかありません。


もしかして、ナミアゲハじゃないのかな?
じゃあ、何アゲハだというハナシなのですが(笑)この時は半信半疑でした。
先月に羽化した「ドジっ子ナミアゲハ」の幼虫の写真と比べてみました。


横からみた写真も。
ムチムチ感がいちばん違うかもですが、大丈夫かな?と不安になりました。


調べたら、ナミアゲハの幼虫の模様は、個体差が結構あるそうです。
少しずつ葉を食べるようになり、2日後に測ってみたら1cmくらいは大きくなっていました。


そして終齢になってから6日後、無事にサナギになりました。
生き物を飼育していると、成長の段階を踏むごとに「無事に・・・」という言葉が付いてしまいます(^m^)
変わった模様の幼虫でしたが、普通の形と色のサナギになりました(笑)



サナギになってから11日後の朝、目が覚めるとケースの中に蝶がいました。
ファーストコンタクトの写真。
昨日まで空っぽだった密室に、突然生き物が姿をあらわす・・・
まるで手品みたいだと、毎回不思議な感覚になります。
左端に、同じ日にサナギになったクロアゲハがいます。


時計を見ると、早朝5時半です。
羽化してまだ、それほど時間が経っていないようで
翅がまだヘラヘラしています。


30分後、ベランダへ連れて行って
飼育ケースから出して、ネットにつかまらせました。
翅の模様から男の子のようです。


かなり小さな蝶ですが、無事に羽化できて良かった。ホッとしました。
これも毎回思うのですが、黒くて大きな目に、ピンっと立った触覚
ナミアゲハって、とても利発そうな顔をしているなぁと見惚れてしまいます。


翅が十分に伸びると、ベランダからヒラリと滑空して
お隣の庭木に止まりました。
お別れのときはいつも、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちになります。
ありがとう、どうか生きのびて子孫を残せますように。
次は、クロアゲハの山椒ちゃんの羽化を待ちます(#^.^#)
コメント (2)
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