風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

カマキリの卵から「蜂」が出てきた!

2021年04月07日 | 庭でみたいきもの
冬に、道に転がっていた
カマキリの卵を拾ったので
修理をして、庭の鉢植えに刺していました。


最近、暖かい日が続き
カマキリ孵化!の情報もちらほら聞こえてきました。
うちの子たちも、早く出てないかなぁと
毎日、楽しみに観察していたら
先日、卵の表面に小さな穴が
ポツポツと開いているのを見つけました。


なにこれ?
そして、卵の上を歩き回る
小さな虫さん・・・
写真を撮って拡大してみると
やけに足が太い!蜂みたいです。


この蜂は「オナガアシブトコバチ」という
カマキリの卵に寄生する蜂のようです。
体長は4ミリくらいなんだけど、異様に足が太いの。
この足で、ジャンプするそうです。
この蜂に寄生されている卵の割合は
4個に1個くらいで
1個の卵から羽化してくる蜂の数は
平均すると10匹前後だそうです。
こっちの卵は大丈夫かなぁ・・・


***
秋、カマキリが産卵を始めると
オナガアシブトコバチのメスは
出来上がった卵に、長い産卵管を差し込み
卵を産み付けます。
4月になると、蜂はカマキリよりも
少しだけ早く羽化して卵から脱出
すぐに交尾をして、出てきたばかりの卵に
再び産卵するそうです。

2回目の、空っぽの卵に
産み付けられた卵から孵化した幼虫は
秋にまたカマキリが産卵するまで
何を食べて大きくなるんだろう?
それと
1個の卵から、100匹は生まれるカマキリを
10匹前後の蜂の幼虫が、全部食べてしまえるのか?

昨日、また見てみたら
今度は、穴の中へ入っていく
極小のアリたちを発見しました。

住むのか?それとも
残っている(かもしれない)カマキリの
孵化直前の幼虫を食べにきたのか・・・
虫ってもう、謎だらけ!

「寄生」する昆虫
オナガアシブトコバチとの初対面でした。
もうちょっと続けて、この卵を
観察してみたいと思っています(#^^#)
コメント (2)
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