「賃上げした」企業が3年ぶりに増加 コロナの影響から徐々に回復
2022/11/22 20:46
TBS NEWS DIG Powered by JNN
(TBS NEWS DIG)
今年、「賃上げをした」という企業の割合が3年ぶりに増加し、新型コロナによる業績の悪化が徐々に回復しつつあることが厚生労働省の調査で分かりました。
厚労省は今年7月から8月にかけて、全国のおよそ2000社の企業に対し、賃金の引き上げについての実態調査を行いました。
その結果、今年、従業員の平均の所定内賃金を「引き上げた、もしくは引き上げる」と答えた企業は去年より5ポイント増加し、85.7パーセントに上ったということです。
新型コロナの影響が大きく、去年まで賃金を引き上げる割合が低かった「宿泊業・飲食業」でも、「賃金を引き上げたもしくは引き上げる」と答えた企業が去年の56.5パーセントから71.1パーセントと増加しています。
厚労省はその要因として、「コロナの影響による業績の悪化が回復しつつあること」をあげていて、来年については「業績の回復や物価高の影響が反映されることでさらに賃上げの動きとなる可能性がある」としています。
