「別姓反対」丸川五輪相に反発=地方議員へ阻止要請
2021/02/28 14:14
丸川珠代五輪担当相が自民党の保守系国会議員有志とともに、選択的夫婦別姓の実現を求める意見書採択を阻止するよう文書で地方議員に呼び掛けたことが分かり、反発を招いている。ジェンダー平等は五輪の理念の一つで、丸川氏は男女共同参画担当相も務める。適格性を問う声は党派を超えて広がりを見せる。
文書は1月30日付で、丸川氏のほか高市早苗前総務相や古屋圭司元国家公安委員長ら衆参50人の連名。別姓導入により「家族単位の社会制度の崩壊を招く」などと指摘している。関係者によると、都道府県議会議長のうち自民党系の約40人に送られた。