＜新型コロナ＞新型コロナ 会食「４人以内」を緩和 一定の条件で 知事「影響見る」 あすから ／埼玉
2021/10/14 06:21
県は１３日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、２４日まで実施している段階的緩和措置の見直しを決めた。飲食店には引き続き午後９時までの時短営業を求める一方、「４人以内か同居家族のみ」としていた会食の人数制限について、４人を超えるグループでも、１テーブル４人以下で、テーブル間の移動を行わないことを条件に認める。１５〜２４日に適用する。
大野元裕知事は記者会見で「新規感染者数は減っているが、少しずつ緩和し、影響を見ながらやっていきたい。用心深さが必要だ」と理解を求めた。
また、行動制限緩和の実証実験は当初、国と県で１週間ずつ、それぞれの枠組みで別途行うとしていたが、共同で２２〜３１日に１０日間実施すると発表した。店が来客の接種証明書などを確認することを条件に、営業時間や酒の提供時間、来店人数を制限しない。
県内の感染者数は１１日に今年最少の２１人を記録するなど、減少傾向にある。１２日現在の病床使用率は、全体で１１・４％、重症用は１５・３％と、ステージ２（感染漸増）相当まで下がっている。しかし、専門家会議では「そろそろ（減少の）底かもしれない」との意見も出たという。【鷲頭彰子】
