博多の名物角打ち店に幕 1千円で楽しめた「止まり木」
2021/04/03 14:00
(朝日新聞)
JR博多駅前で55年にわたって店頭でお酒を飲める「角打ち」の老舗として知られた「三喜屋酒店」(福岡市博多区博多駅東1丁目)が、3月末で閉店した。仕事を終えたサラリーマンたちの「止まり木」だっただけに、多くの常連客から惜しまれている。
店主の吉村勝利さん(83)が28歳だった1965年、実家から独立して店を構えた。当時の博多駅周辺にはまだ田畑があって空き地も多く、2階建ての店は目立ったという。博多駅の筑紫口まで一直線に歩いて行けた。