ようやく「辞任」を口にしたそう。
これだけの、非常識なことをしておいて、「辞する気持ちはない」などと、よく言えるものだった。
政治家だけでなく、トップに立つとか、責任ある地位につくとかは、力を持たされる。
それを勘違いして汚職をしたり不透明なことをしたり、スキャンダルを起こす者も出る。
以前の大阪知事の事件を思い出した。
第一報が流れたとき、にわかには信じられなかった。
そういう不誠実なことができるようには見えなかったからだ。
今回の東京都知事も、石原慎太郎というビッグな人物の背中を見ていて、「なんでもあり」
「やれないことはない」くらいに思ってしまったのだろう。
石原慎太郎という、危ういことを平然とやってのける前都知事の副知事を5年もやっていて、
アマチュアはないだろうと、思う。
お手本となった石原の手腕を、同じように使えると思うのは間違いだろう。
せっかく気づいた人間「猪瀬直樹」なる人物は、最大の汚点を残して、消えるのか。
新しい本が出版されるとか、人柄が良ければ、拾う人もいるだろう。
愛着を持ってもらえれば、いつか、また返り咲くことも可能だろう。
人の心の、不可思議。
自分は、相手を一度きらっても、修正の気持ちの幅は持ち合わせているが、嫌うと、とことん
嫌いになる傾向がある。
人柄には左右されない。
基準は、「琴線にどれだけ、触れるか」
ただし、どれだけ嫌っても、バッシングや葬ることだけはしない。