みずほシステム障害、経営陣「人為的な問題あった」…社員向け説明会で陳謝
2021/08/25 20:33
(読売新聞)
みずほ銀行で今月相次いだシステム障害で、みずほの経営陣は25日、人為的な問題があったとの認識を明らかにした。同日開いたグループ社員向けの説明会でシステム担当役員が、「開発や保守・運用に改善の余地があった」と説明した。
担当の石井哲・執行役は、障害発生時にサービスを正常に運用するバックアップ機能が働かなかった理由について、「(保守・管理上の)人の問題があった」と述べた。20日の障害では、復旧までに15時間かかった。
社員向け説明会は25日夕から約1時間、オンラインで行った。社員からは、みずほの中枢システムへの懸念が示された。持ち株会社のみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は、「経営トップとして大変申し訳ない。(障害対応で)大変な負荷をかけた」と陳謝した。みずほ銀の藤原弘治頭取も6回目となった障害に、「お客様の反応もこれまでとは違う。一言で言うと厳しい」と話した。