年金通知書の誤送付、97万件 愛知など3県、個人情報流出
2021/10/06 20:18
(共同通信)
日本年金機構が年金受給者に発送した10月分の「年金振込通知書」のうち、約97万2千件で誤った情報が記載されていることが6日、分かった。愛知、三重、福岡の3県にまたがる。送付先とは別人の基礎年金番号や年金受給額、振込先などが記載されており、個人情報が漏れた。原因は岐阜県内の委託業者による印刷と貼り合わせのミスとみられる。関係者が明らかにした。
通知書を受け取った人から、自身のものではない情報が記されているとの問い合わせが機構に相次ぎ、発覚した。機構と厚生労働省が調査しており、機構は同日夜に記者会見して説明する。通知書は、年金額が変わる際にはがきで郵送する。