高さ4メートルから墜落 全治7週間のけがも・・・ 「今後の受注に影響が出ると思った」と労災隠す
2022/11/26 06:00
千葉日報
(千葉日報)
改修工事で起きた労働災害を隠したとして、千葉労働基準監督署は24日、労働安全衛生法違反の疑いで神戸市須磨区の建築工事業「峯神トータルテクノ」と、同社の経営者男性(67)ら3人を書類送検した。
他に書類送検されたのは同工事の元請け会社の男性現場代理人(42)と1次下請け会社の男性現場責任者(46)。峯神トータルテクノは2次下請けに当たる。
書類送検容疑は共謀し、昨年5月13日、県内の石油化学コンビナート構内で、設備改修工事をしていた峯神トータルテクノの60代男性社員が高さ約4メートルから墜落してろっ骨骨折など全治7週間のけがを負い、4日以上休業したにも関わらず労働者死傷病報告書を提出しなかった疑い。
同署によると、容疑を認めており「今後の受注に影響が出ると思った」などと話しているという。今年5月、元請け会社から「事故を隠していた」との報告があり、同署が調べていた。