新型コロナウイルスによる感染者が京都でも確認され、一部で宿泊予約のキャンセルなども出ているが、かつては閑散期とされた冬でも観光地はマスク姿の旅行者らでにぎわう。それほど求心力のある京都観光。本来は市民の誇りであるはずだが、混雑やマナー違反、ホテル建設の急増に伴う地価高騰などが暮らしを脅かすまでになっている。この不幸な市民と観光客の分断をどう調和させるか。