全国重症者、最多１０５０人＝１カ月で３倍に―国内感染６０万人超・新型コロナ
2021/05/02 18:47
厚生労働省は２日、新型コロナウイルスに感染した全国の重症者が１０５０人になったと発表した。前日から３０人増加し、過去最多を更新。これまでの最多は１月２７日時点の１０４３人だった。３月末ごろは３５０人前後で推移していたが、１カ月強で３倍に増えた。
全国の感染者は２日、新たに５８４６人確認され、累計で６０万人を超えた。死者は５９人増えた。
国内の重症者は、感染「第３波」の１月中〜下旬に１０００人を超える日が続いた。３月には３００人台にまで減少したが、４月に入って増加に転じ、今月１日には約３カ月ぶりに１０００人を上回っていた。
大阪府では新たに１０５７人の感染が判明した。独自指標に基づく重症病床使用率が連日１００％を超え、１日には約１５７％となるなど医療提供態勢は危機的な状況が続いている。
東京都の新規感染者は８７９人、都基準の重症者は前日と同じ６３人だった。日曜日に８００人を超えたのは１月２４日以来。直近１週間平均は８３３．１人で、前週（７２７．１人）から１４．６％増えた。
