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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

違法ハウス

2013-07-17 17:37:50 | 日記

「違法ハウス」というのがあるそうな。

貸オフィスなどとして届けられているものの、室内を小さく仕切って、住居的に住んでいるとか。

国交省が調査を始めたらしいが、なかなか法の壁があったりして、難しいそう。

 

随分前に3畳一間に流し付き、共同トイレ、共同風呂という部屋に住んだことがある。

押入れが一間あり、隣の住人は、ベッドを半分押入れに入れて、収納ベッド風に使っていたのを

思い出す。

座っていても、身の回りに、たいていの物があるので、立って移動することもなく、木の上の部屋みたいで

面白かった思い出がある。

 

その後、台所はちゃんとついた部屋とか、二部屋に流し付きとか、畳数は増えていったが、遊びに来た母が

「だんだんみじめたらしくなる」と嘆いたことがある。

 

小さくても、独立が嬉しくて、ままごとのような生活をしていた。

違法ハウスは、間仕切りの壁が火災の延焼を防がないとか、窓がないとかで、人が住むには危険なそうな。

 

昔のタコ部屋みたいなのだろうか。

衣食住は人間の尊厳を保っていられるのが、最低限備わっている物でなければ、いけない。

公園の段ボール、車での寝泊り、というのもある。

人が人としての尊厳を保てる、そんな住まいは、だんだん遠のいていくのだろうか。

かつて、「ウサギ小屋」と評された日本人達の住まいは、今は、「違法ハウス」となったのか。

 


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