“かぜ”の治療が世界を救う
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170613/k10011015371000.html?utm_int=news_contents_news-closeup_001
記事抜粋ーーーーーーーーーーーーーー
グラム染色を導入したのは、開業してまもない13年前。抗菌薬が効きにくい耐性菌の問題を知ったからでした。
病状が悪化した時の責任や、患者が来なくなってしまうおそれなどから、患者や保護者に求められればもちろんのこと、かぜや中耳炎の患者のほとんどに、抗菌薬を処方していたみずからの診療に疑問を持ったからでした。
前田医師は「中耳炎の患者さんで、一見治った感じになっても、すぐに再発したり、抗生物質を次々に変えても、全く効かなかったりという事例が散見されました。
中耳炎なら命に関わりませんが、例えば肺炎だと命に直結する。
抗生物質は本当に必要な患者にだけと思うようになった」と当時を振り返ります。