経営再建中の自動車部品大手、曙ブレーキ工業が、世界全体で全従業員の3割に当たる3000人規模の削減を行う方向で調整していることが23日、明らかになった。国内外で6カ所の工場を閉鎖・売却する。信元久隆会長兼社長ら現経営陣は退任する方向だ。

 曙ブレーキは、抜本的な事業構造改革に踏み切り、経営の立て直しを急ぐ。8月と9月に債権者会議を開き、再建策の正式決定を目指す。