今冬の懸念「新型コロナ」と「インフルエンザ」の同時流行はありうるのか
2021/10/26 06:01
(デイリー新潮)
ワクチン接種率は70%近くに
新型コロナウイルス感染者の急速な減少が続いている。
8月半ばの1日当たりの新規感染者数は、6000人近くに上った東京都でも、10月上旬から100人を大きく下回る状況となっている。
「感染者が急減したのはPCR検査の件数が少ないからではないか」との指摘がある。東京都の最近の検査件数はたしかに減っているが、陽性率はそれ以上に激減している。感染拡大が急減速しているのは疑いようがない事実だ。
シンガポールや英国など「ウィズコロナ」に舵を切った国が再び厳しい状況がなっている中で、海外のメデイアも日本の「謎めいた減少」について関心を持ち始めている。
偶然を含めて様々な複合的な要因が影響しているだろうが、ワクチン接種の効果が最も大きいのは間違いないだろう。日本でのワクチン接種率は人口の70%近くに上っている。
岸田内閣は、「デルタ型より感染力が2倍程度のウイルスが広がると想定し、十分な病床を確保する」ことを政策の柱にしている。「備えあれば憂いなし」だ。だが筆者は「年末年始の感染拡大のリスクは昨年に比べてかなり小さくなっている」と考えている。
以下略)
↓参照