【津久井やまゆり園事件】障害者殺傷から5年、犠牲の娘を思う母「美帆に会いたくてたまらない」
2021/07/26 03:00
(神奈川新聞)
相模原市緑区の神奈川県立障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件は、26日で発生から5年がたった。事件で娘の美帆さん=当時(19)=を亡くした母親は「美帆に会いたくてたまらない」との思いを代理人弁護士を通じて報道各社に寄せた。
事件は2016年7月26日未明に発生。元職員の植松聖死刑囚が施設に侵入し、刃物で入所者19人を殺害、職員を含む26人に重軽傷を負わせた。
美帆さんの母親は事件から5年に当たり、「最後に会った7月24日に連れ帰っていれば、園がしっかりと植松に向き合っていてくれたならと今も思います」と心境をつづった。