「無園児」虐待 届かなかった地域の目 中間市3歳児死亡
2020/09/27 06:00
(西日本新聞)
健診対象外把握難しく
福岡県中間市で3歳の男児が義父から暴行を受けてその後死亡した事件は、母親が結婚、義父の元に転居してわずか3カ月ほどの間に起きた。男児は保育園や幼稚園に通っていない「無園児」で、近隣住民の多くが男児を見掛けたことはなかった。男児は転居前に法定の乳幼児健診を済ませており、外部から家庭の様子を知るのは難しかったとみられる。専門家は、こうした無園児への虐待を早期に発見する取り組みが必要だと訴える。