「車内で騒ぐ児童を、静かにさせるため」スクールバスを故意に２回、急停止…複数の小学生けが、警察も運転手に事情聴く
2022/09/01 11:16
(HBC北海道放送ニュース)
８月下旬、北海道小樽市の小学校で、スクールバスの運転手がバスを故意に急停止させ、児童にけがをさせていたことがわかりました。運転手は「車内で騒ぐ児童を、静かにさせるため」などと話しているということです。
小樽市教育委員会などによりますと、26日午後２時半ごろ、小樽市立潮見台小学校のスクールバスの男性運転手が、学校の敷地内の坂道で、バスのブレーキを緩めて発進させた上、２回、急停止させました。
この急停止で、児童数人が座席に顔や体をぶつけるなどし、打撲やねん挫のけがをしました。
当時、バスには児童25人が乗っていて、ドアも開けられたままの状態でした。
けがをした児童の保護者が学校に連絡し、事態が発覚。男性運転手は「車内で騒ぐ児童を静かにさせるために、故意にやった」などと話しているということです。
また、児童の保護者は、この男性運転手は、以前も同様にバスを急停止させることがあったと話しています。
一方、男性運転手は小樽市教委の聴き取りに対し、今回、１度だけだったと答えています。
男性運転手を雇用する小樽市教委は、警察に相談していて、警察は、傷害などの疑いもあるとみて調べをすすめています。
小樽市教委は「あってはならないことであり、非常に重く受け止めている。今後、このようなことがないように、安心安全の運転に努めるよう、運転手に指導していく」とコメントしています。
９月１日(木)午前11時16分配信
