海外ドラマは、よく見る。
俳優の演技の自然さ、細かいところまで行き届いた小道具。
毎回感心する。
しかし、時折、どうにも、無視できない、違和感を覚えることがある。
一番多いのが、役者のアクセサリーを含む服装。
長い髪を束ねていることもあるが、長い髪を証拠の検証時にも手で耳にかけたり、顕微鏡をのぞいたり。
顕微鏡を覗きながら、ミクロの生き物や、繊維などを確認する。
自身から落ちたもの、自身から混ざることはないのだろうか。
手袋をしていたとしても、その手で髪をかきあげることもある。
また、イヤリングの類も小さなものでなく、ぶら下がっていたり、大きめだったり。
コンビニや外食産業では、長い髪の者は、仕事中は束ねる。
アクセサリー類ははずす。
ピアスやブレスレットも外すように言われる。
見た目と、食品への混入を防ぐための措置。
顕微鏡を使う、証拠の検証に、長い髪や長いアクセサリーはおよそ不似合だといつも思う。
そして、胸の谷間まで見えるタンクトップ風の上着。
そういう服装での、犯罪現場での証拠採取。
場にそぐわないという気がしてならない。
ドラマとはいえ、部屋の中の設備や検証シーンなどは、真に迫っているから余計に違和感がある。
このアンバランスは、何なのか。