透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

『はじまりの日』

2013-06-05 19:48:55 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温10.7℃、最高気温16.8℃。

気温は高くはなかったが、太陽が顔をのぞかせると、一気に緑が輝きだし、北海道らしい清涼な六月の風景が広がる。今日は二十四節気の「芒種」とか。「芒(のぎ)のある穀物を播く時期の意・・・・以下略」と広辞苑にある。

                    

                            《北海道立図書館 11:19》

今日は道立図書館へ出かけ、絵本『はじまりの日』(ボブ・ディラン作、ポール・ロジャーズ絵、アーサー・ビナード訳)を借りてくる。この絵本はボブ・ディランの名曲「フォーエバー・ヤング」をアメリカ生まれの詩人アーサー・ビナードが日本語訳したものに、ポール・ロジャーズが絵を手がけ、2010年3月に出版された。

アーサー・ビナードの訳は、「毎日が きみの はじまりの日/きょうも あしたも/あたらしい きみの はじまりの日」など、美しいのに魂がしっかり込められていて力づけられる。ポール・ロジャーズの絵は日常が描かれているのに物語っている。この絵本はさりげなく「毎日がはじまりの日」なのだから、失敗してもまた始めれば良いと教えてくれる。それだけではなく、他にも「やくそくをまもって/ うそをきらいますように/このひろい世界が/きみの目に光りますように」などと忘れかけていた大切なことを囁きかけてもくれる。

                                                                                       

                            《 絵本 『はじまりの日』》

                                          

                       《講演中のアーサー・ビナード氏  4月26日(金) 札幌カデル2・7にて 》

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