晴れ。
昨日、ニュースで放映された事件は東京都練馬区で小学校1年の児童が男に刃物で切り付けられたというものだった。続けて、この刃物を持った男の前に立ちはだかって、児童を守った方がいたことも伝えていた。こういう方がいることに驚く自分が少し変なのかと思うほど、吾身を顧みずに人のために身を投げ出すという話をついぞ聞いたことがない。むしろ、その逆の話ばかりが聞こえてくる日々だったことに気付く。
今日付けの北海道新聞によると、28日午後1時40分頃、東京都練馬区大泉町3の区立大泉第一小学校の校門前の路上で、集団下校していたこの学校の1年生の男子児童3人が刃物を持った男に首や腕などを切り付けられたということだ。この時、誘導員の広戸勇さんが「ギャー」という叫び声に気づき、子どもを守ろうと、とっさに誘導用に持っていた約1メートルの旗で男に立ち向かい、もみ合いになったという。この後、男は止めてあった車で逃走した。
事件発生後1時間で逮捕に至ったという背景には、後続車の女性が事件を目撃していて、この車を追いかけ、ナンバーを記憶して警察に通報したことがあったということだ。
先ずは児童の命が守られたことと、心ある大人が居たという実実が救いとなっニュースだった。