透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)」

2013-06-04 20:41:25 | 日記

晴れのち曇り。最低気温9.2℃、最高気温16.7℃。

NHK教育テレビを見ていたら、たまたま「先人たちの底力 知恵泉」という番組で武田信玄の言葉が流れた。「人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり」と。

また、後半で 「渋柿を切って甘柿を継ぐのは小心者のすることだ。国持ち大名にあっては、渋柿は渋柿として役に立つものだ。」という言葉が実例と共に取り上げられていた。信玄のこれらの言葉を私は初めて聴いて、なるほどと納得させられた。さらに番組の最後の方で、信玄は自分を至らない者と自覚していたから、謙虚に人の力を借りて乱世を乗り切ろうとしたのだろうとの解説があり、もう一度なるほどと深く感心させられた。こういう立ち位置の指導者は、部下としては有難い存在だろう。

番組には秋元康氏もコメンテーターとして登場し、AKB48の育ての親として、人材活用のコツについて発言を求められていたが、現代にも通用する人材活用術を端的に言葉で示すことのできた武将、武田信玄はやはり凄い。。

コメント
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