透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

オオハナウド

2013-06-16 20:57:52 | 日記

i晴れ。最低気温15.8 ℃、最高気温25.7℃。

夕方、野幌森林公園大沢口まで散歩。オオハナウドが盛りを迎え、幻想的な雰囲気を醸し出していた。次から次へと時期を待ち、秩序を保って様々な花が、目を楽しませてくれるものだ。

                         

                               《野幌森林公園大沢口 18:15》

                         

                                  《オオハナウド 18:15》

実は今日、近親者の四十九日があり、お坊さんがお経をあげ、お話をしてくださった。A4版の法願寺通信が配られ、それにのっとって法事がとりおこなわれた。その法願寺通信の中に、まどみちお氏の詩が載せられていた。「ぼくが ここに」という詩で教科書にも掲載されている。(掲載教科書…学図4上)

                   まど・みちお

         ぼくが ここに いるとき
         ほかの どんなものも
         ぼくに かさなって
         ここに いることは できない

         もしも ゾウが ここに いるならば
         そのゾウだけ

         マメが いるならば
         その一つぶの マメだけ
         しか ここに いることは できない

         ああ このちきゅうの うえでは
         こんなに だいじに
         まもられているのだ
         どんなものが どんなところに
         いるときにも

         その「いること」こそが
         なににも まして
         すばらしいこと として

この詩に続けて、「死とは、『いることから』から『本来あること』への、世界の転換なのでしょう。」とあった。そうなのかと思えることができれば・・・・・救われるような気がする。

コメント
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