飛鳥Ⅱの出港で感動‼️

2018年12月10日 19時04分29秒 | 日記
昨日、しまじろうのクリスマスコンサートのために、横浜のみなとみらい線・日本大通り駅から会場に向かって歩いていたら、大桟橋の方を見たりょうちゃんが、

「あっ、ふねがいる‼️」

と叫んだ。

パパに、「運が良ければ、大桟橋に大型船がいるかもしれないよ」と言われていて、時間があれば寄ろうかなぁくらいに軽く思っていたら、なんともラッキーなことに、本当に停泊していた。

しまじろうコンサートの開演までそれほど時間はなかったけど、とりあえず、近くに行って写真だけ撮った。



そして、また帰りにもいたら、見に寄ろうね、と約束して、コンサート会場へと向かった。

さて、15時45分くらいにコンサートが終わり、会場から窓の外を見ると、大きな船の姿がはっきりと見えた。それで、会場を出たら、まっすぐに大桟橋に向かった。

停泊していたのが大型豪華客船の飛鳥Ⅱだということも、その時、初めて知った。
ママとしては、なるべく近くに行って写真を撮ったら早々に帰るつもりで、場所を探しては記念撮影。







明日は仕事&幼稚園だし、そんなにのんびりもしてられないもんね。

実は、こういう大型船を見るのはママも初めてだし、桟橋からでも、船の中を歩く人の姿やレストランなどが見えて、なかなか面白い。

すっかり興奮したりょうちゃんは、

「ママ、レストランがある‼️」

「ひなんするときのふねが、よこについてるね‼️」

などと叫んでいると思ったら、急に、

「ママ、このふね、いつしゅっぱつするのかな?」

と聞いてきた。

うわ〜、やっぱりそうくる? 出港するところを見たいということだなぁと思ったけど、正直、いつ出港するかわからないのに待つつもりはない。帰りが遅くなるし、メチャクチャ寒いし。

でも、りょうちゃんは、

「だれかにきいてみたら?」

と食い下がってくる。

でもね、聞いてみて、今日の数時間後に出港とか言われて、「じゃあ、みていきたい‼️」「しゅっぱつまでまつ」なんてことになるのは避けたいのだよ。

だから、寒いし、明日は幼稚園だし、お腹空いたし、もう帰ろうと言って引き上げようとしたら、アナウンスが流れた。

「ピンポンパンポーン、本日17時、飛鳥Ⅱが〇〇に向けて出港いたします。16時30分から、屋上で〇〇を配ります」

時計を見ると、16時20分。出港まで、あと40分。

もう、りょうちゃんなんて、

「ママ‼️」

とか言って、目をキラキラ🤩させてこっちを見てる。

40分か。船の出港は新幹線みたいには素早くないから、少し時間がかかるとして、予定より1時間くらい帰りが遅くなる計算かな。1時間。まぁ、許容範囲、かな😅

それで、私も、こんな機会はそうそうないし、たまたま偶然にちょうどいい時間に居合わせたのも何かの縁だし、と思って腹をくくった。

それから、大桟橋のデッキで出港を待ち始めたんだけど、これがまぁ風も強いし、寒くて寒くて仕方ない。とりあえず、数量限定で何かが配られる16時30分までそこで待っていたけど、配られる気配はない。

船の屋上で何かを配るというのがこっちに聞こえてきて、勘違いしたのかな?
とにかく寒いし、いったん下のターミナルに避難しよう‼️ ということになった。

りょうちゃんも、あまりの寒さに、すぐに同意してくれて、助かった〜。

ターミナルに行くと、そこはなんだか成田空港などと共通した、独特の雰囲気があって、りょうちゃんが、

「なんか、りょこうにいきたくなってきた

なんて生意気なことを言い出したから、思わず笑ってしまった。

トイレに行き、15分前になったので、またデッキに向かうと、あれ? みんな、手に黄色とピンクのライトを持ってる。配るって言ってたのはこれかぁ。

幸い、まだライトが残ってたので、2人で1本ずつもらった。


りょうちゃん、こわいよ

その辺をちょっとウロウロして、見送る場所は十分にあることを確認し、寒いから、またターミナルの入口のところに避難して待ってよう、と話してそっちに向かったら、どこからかまた、「みなさん、もうすぐ出港の時間です」というようなアナウンスが聞こえてきた。

それで、慌てて展望デッキの一番高いところにダッシュ。寒い寒いと言いながら待つこと7、8分。ついにその時がやってきた。

固唾を飲んで船を見つめていると、「ボー、ボー、ボー」という、びっくりするほど大きな汽笛。それをを合図に、「いってらっしゃ〜い」と手を振り見送る人々と、「いってきま〜す」と手を振り旅立つ人々がいて、なんだか、ドラマみたいじゃない?

少しずつ少しずつ前進む船を動画で撮っていると、りょうちゃんが、

「ママ、むこうにいこう‼️」

と船に向かって走り出した。

「うみのうえに、せんがついてるね‼️」

「みんな、てをふってるね」

「すごいね、おいかけよう😆✨」

と展望デッキの先端に向かって走り出し、本当に大興奮だった。


船は、白い煙を上げながら、目の前を通り過ぎて、少しずつ少しずつ遠ざかって行く。






うわ〜、なんだか、本当にすごいや。

側を通るときに結構ガソリン臭いことや、船の後ろには、海にまっすぐ線を引いたような跡がしばらく残ること、予想以上に大きい汽笛の音、どうやら港湾警察とかなのかな? 先導する船がいること。こういうのって、テレビのニュースやなんかでなんとなく見てはいたんだろうけど、今まで意識したことなんてなかった。
それに、飛行機のない時代、船で旅立つ人と見送る人が、どんな気持ちだったかも、なんとなく想像できる気がして、グッと胸に迫るものがあった。

最後にふたたび、「ボー、ボー、ボー」と汽笛の音を響かせて、ゆっくりと姿を消していくのを眺めながら、

「あのふね、どこにいくんだろう」

「りょうちゃんたち、ちょうどしゅっぱつのときにいて、すごくラッキーだったね〜

と、りょうちゃんも、子供ながらに感慨深げだった。ママも、りょうちゃんのおかげで、本当にいい経験をさせてもらったよ。ありがとうね😊

この日見に行ったしまじろうコンサートは、もうすっかり頭から消え去ってしまった。
寒いし、お腹もぺこぺこだったけど
本当に待ってて良かった。

りょうちゃんは、どうやらいつか、飛鳥Ⅱに乗ってみたいと思ってるらしい。飛鳥Ⅱは近場にしか行かないみたいだけど、きっとテレビで海外クルーズの場面なんかを見たら、りょうちゃんはこの時のことを思い浮かべるだろう。

実際に、帰りには、

「ふねでアメリカにいきたいなぁ。ゆうたくんがすんでるから。それともドバイかな。シンガポールもいいな」

なんて話してた。

そう、海は世界につながってるからね。りょうちゃんの世界は、昨日の経験を通じて、きっと大きく大きく広がったね。

ママは船旅は酔うからあまりしたいと思わないけど、りょうちゃんなら、行きたいと思えば、行く気さえあれば、これからいくらでも行ける。船旅だって、一度はしてみてもいいかもしれない。豪華客船や、長いクルーズじゃなくても、ちょっとしたクルーズの企画だってあるんだから。

なんだかママは、りょうちゃんの世界が、遥か世界の果てまでも広がっていることが、見えたような気がしたよ。

本当に、いい経験ができて良かった‼️


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