久しぶりに、立ち見する。
まんまと素敵ポジションを得て、よし、いよいよ開演だ!と思ったら、
荷物の中に、オペラグラスが無かった。
朝、確かに、用意したつもりだったんだけど…
したけど、カバンを変えたりしてる間に、
結局入れなかったんだな?…あーあ、やっちゃった。
初見で、立ち見なのに、オペラグラス無し。
眼鏡は持っていました。…セーフ?
しかも、予習はゼロ。プログラムもあんまり見てない。
私は、声で判別できる人が、案外少ないようで…
誰が何だか、さっぱりわかりませんでした(笑)。
(笑い事か?)
なので、個々の演技がどうのということが言えるような観劇ではありませんでした。
しかし、全体を逃さず、ざっくり観られた(と思われる)のは、よいことだったと思う。
だって、面白かったもん。
終演後の、周囲から聞こえるざわめきの中から、耳に飛び込んできた言葉の断片たちから察するに、
いろいろはしょっていたり、
はしょるために、話が変わっていたりするらしい。
そりゃあ、そうでしょう?
そうでなきゃ、舞台として成立させられるわけがない。
どこを生かして、どこをカットするのか?
それが演出家のセンスであり、腕の見せどころだよね。
こんなエピソードをこんなにしちゃって!!というご意見もおありの皆さんはいらっしゃるでしょうが、
舞台全体としては、よくできていたと思う。
はじめの、伝説時代の話は、
完全に説明台詞で追っていくだけなのだけど、
視覚的に飽きさせない、テンポと構成がある。
まっつ氏も、よくあの長丁場を、語り切っておられるなぁ、と感心した。
解説が、客席のてっぺんまで、きっちり届いてるし、ちゃんと世界に入っていかれた。
これが、語り部が悪いと、きっと集中して聞いておらず、
物語から置いて行かれてしまったりするでしょ?
場面転換が、実に滑らか、且つ、リズミカルだし、
ダイナミックだし、立体的だし。
それが、どんどん畳み掛けられて行く。
電光板の使い方も、上手になったなぁ、小池先生。
「薔薇の封印」の時には、映像を流すスクリーンになってしまっていた、電光板が、
瞬時に役割を変えられる、装置物として、非常に活きていた。
レーザーの使い方も…。
舞台の額縁が拡がるような発想で、作れるようになってきたのかな。
そういう、舞台全体の動き方から、ワクワクさせてくれた。
これは、オペラグラスで、役者を追っていたら、気づかなかったかもしれない。
やっぱり、舞台っていいな、大好きだな、と思いながら、観ておりました。
なので、そっちの眼差しからも、是非、観ていただきたい作品です。
上から、オペラグラスを外してね(笑)。
お芝居については、
CSのダイジェストで、そのダイジェスト自体を断片的にしか観ていなかった中で、疑問だった、
キハが、王様を…しかも、タムドクのパパらしい人に、剣を突き立てているシーンの、意味がやっとわかった、というのが、まず、スッキリした。
なぁんだ、というのと、なるほどね、というのと。
私は、あのシーンを観て、もっと複雑な人物を想像していたの。
思ったより、純真な人なんだな、キハって。
あまりにも、いろいろとキレイすぎて、物足りないなぁ…
…なんて言ったら、キハファンの方たちに、怒られちゃうか。
つづく。
まんまと素敵ポジションを得て、よし、いよいよ開演だ!と思ったら、
荷物の中に、オペラグラスが無かった。
朝、確かに、用意したつもりだったんだけど…
したけど、カバンを変えたりしてる間に、
結局入れなかったんだな?…あーあ、やっちゃった。
初見で、立ち見なのに、オペラグラス無し。
眼鏡は持っていました。…セーフ?
しかも、予習はゼロ。プログラムもあんまり見てない。
私は、声で判別できる人が、案外少ないようで…
誰が何だか、さっぱりわかりませんでした(笑)。
(笑い事か?)
なので、個々の演技がどうのということが言えるような観劇ではありませんでした。
しかし、全体を逃さず、ざっくり観られた(と思われる)のは、よいことだったと思う。
だって、面白かったもん。
終演後の、周囲から聞こえるざわめきの中から、耳に飛び込んできた言葉の断片たちから察するに、
いろいろはしょっていたり、
はしょるために、話が変わっていたりするらしい。
そりゃあ、そうでしょう?
そうでなきゃ、舞台として成立させられるわけがない。
どこを生かして、どこをカットするのか?
それが演出家のセンスであり、腕の見せどころだよね。
こんなエピソードをこんなにしちゃって!!というご意見もおありの皆さんはいらっしゃるでしょうが、
舞台全体としては、よくできていたと思う。
はじめの、伝説時代の話は、
完全に説明台詞で追っていくだけなのだけど、
視覚的に飽きさせない、テンポと構成がある。
まっつ氏も、よくあの長丁場を、語り切っておられるなぁ、と感心した。
解説が、客席のてっぺんまで、きっちり届いてるし、ちゃんと世界に入っていかれた。
これが、語り部が悪いと、きっと集中して聞いておらず、
物語から置いて行かれてしまったりするでしょ?
場面転換が、実に滑らか、且つ、リズミカルだし、
ダイナミックだし、立体的だし。
それが、どんどん畳み掛けられて行く。
電光板の使い方も、上手になったなぁ、小池先生。
「薔薇の封印」の時には、映像を流すスクリーンになってしまっていた、電光板が、
瞬時に役割を変えられる、装置物として、非常に活きていた。
レーザーの使い方も…。
舞台の額縁が拡がるような発想で、作れるようになってきたのかな。
そういう、舞台全体の動き方から、ワクワクさせてくれた。
これは、オペラグラスで、役者を追っていたら、気づかなかったかもしれない。
やっぱり、舞台っていいな、大好きだな、と思いながら、観ておりました。
なので、そっちの眼差しからも、是非、観ていただきたい作品です。
上から、オペラグラスを外してね(笑)。
お芝居については、
CSのダイジェストで、そのダイジェスト自体を断片的にしか観ていなかった中で、疑問だった、
キハが、王様を…しかも、タムドクのパパらしい人に、剣を突き立てているシーンの、意味がやっとわかった、というのが、まず、スッキリした。
なぁんだ、というのと、なるほどね、というのと。
私は、あのシーンを観て、もっと複雑な人物を想像していたの。
思ったより、純真な人なんだな、キハって。
あまりにも、いろいろとキレイすぎて、物足りないなぁ…
…なんて言ったら、キハファンの方たちに、怒られちゃうか。
つづく。