目がよい。


僕は視力がめっちゃいい。
今は計測しないみたいだけど常に2.0をマークし、その場所から後ろに下がっても見えていた。
内野席から外野スタンドで誰が誰だか判別できたし東京の電車の中では向かい側に座った人の新聞を読むこともできる。
(最近は皆スマホだけども)
飛行機がマリンジャンボなのも見えた。
一方でメガネに憧れがあった。
冬のラーメン屋でメガネが真っ白になる人を見て、
(おおお)
と思っていた。
「不便だよ、何するんでも。」
そんなことを聞きながら、なんかカッコいいと思っていた。
とにかく。
「…え?…よく見えるね…」
と言われることが多い人生だった。
そして決まって必ず、
「老眼来るの早いよ?」
と言われた。
遠くは見えても近くは見えない?
そんなバカな話があるか、ハハハ。
眼鏡とか入れ歯とかって、自分には関係のない話だと思っていた。
老眼鏡をかけているオジサン達に、
「オジサンじゃん!」
と言っていた。
「今に分かるよ、ふふふ。」
と不敵な笑みを浮かべていた人もいた。
キタコレ。
10cmぐらいだとピントが合わない。
なにをしてもピントが合わない。
ここ半年ぐらいかなぁ。
仕事をしてて気付いた。
すごく狭いとこで至近距離でインパクトでビスを打つ。
そんなシーンだった。
(ん?ピントが合わないぞ?)
気にもとめてなかったけど、本を読んでても離してしまう。
説明書も離して読んでいる。
(あれ??こ、こ、こりは!)
と嬉しくなりました。
老眼キタコレ!
ローガン!

先程、近所のTSUTAYAに本をを買いに。
そこに老眼鏡が売っていた。
そういえば、この場所にはずっと前から売っていたけど、今日は目に入った。
今までは素通りだったもんなぁ。
ほほう?
どれどれ?
スゲー見える!!
スゲー見えんのね!!
「買ってくれぇ!」
「え?」
「老眼鏡を買ってクレェ〜!」
「プライドとかないの?」
「全然ない。見える方が嬉しいし、老眼鏡をかける時が来るなんて!と思っている。」
1000円ぐらいの老眼鏡。
+1.0とか書いてある〜
+2.0は目がヂカヂカした。
なので。
1ってやつにした。
チカク、メッチャミエルネ!
メガネだよ〜
やっとメガネ屋さんの取締役らしくなってきた。
右はかけなくてもやや見える。
左は文句なしに見えない。
ローガン。
でも。
目を甘やかさずにブルーベリー食べまくって、どうにかして治すけどね。
目も筋肉だと思うから、少し鍛えてみようと思うのである。
どうすりゃ鍛えられる?
