「了さ~ん。」
「やだ~。」
「まだ何も言ってないっす。」
「やだもん。」
「実家の柵を作って欲しいんです。住所送りますね~。」
シゲは平了の扱いが本当に上手い。
実家の柵を作って欲しいんだって。
なるほど、では見に行かんと欲す。
そしたら親父さんがおりました。
「お父さん、仕事は?」
「腰痛くて休んでた。」
「あら。今日だけ?」
「半年ずっと休んでた。」
「なんだべ!」

左足が痺れ、夜中は痛くて寝てられない。
病院に通ってるけど悪くなるばかり。
もう嫌になっちゃった。
「鍼は試した?」
「鍼は行ったことねぇ。」
「行ってみる?」
「うん。」
「じゃあ、今から行こうぜ。ヒマじゃろ?」
「おう!」
「千田くん。それでは、午後の仕事は全てキャンセルです。」
「押忍。」
あべ哲はり灸院に直航便NY

「どうだった?」
「不思議だ。」
「なに?」
「足のシビレが消えたんだよ。消えたんだ平さん。」
「あべてつサスガね。阿部先輩に感謝してください。」
笑顔が晴ればれ。
最高だね。

「平さん、ありがとう。本当に。」
「シゲがしてくれてたことの方が、俺は嬉しいわけよ。」
「言っておく。」
「言っておいて。」
死ぬほど辛い時に、一番近くで僕に食らいつくように作業をしていたのは、ヤツだ。
そんな僕のヒーローはいっぱいいます。
恩送り。
こんなもん大したことじゃないんだね。
仕事より大切なことって、いや、このことより大切な仕事が今日は無かったのだな。
さて。
これから練習です。
カツ丼食べちゃったから消費しないとあかん。
皆さん。
薄っぺらいお月様が、今夜はとてもキレイですよ。
「やだ~。」
「まだ何も言ってないっす。」
「やだもん。」
「実家の柵を作って欲しいんです。住所送りますね~。」
シゲは平了の扱いが本当に上手い。
実家の柵を作って欲しいんだって。
なるほど、では見に行かんと欲す。
そしたら親父さんがおりました。
「お父さん、仕事は?」
「腰痛くて休んでた。」
「あら。今日だけ?」
「半年ずっと休んでた。」
「なんだべ!」

左足が痺れ、夜中は痛くて寝てられない。
病院に通ってるけど悪くなるばかり。
もう嫌になっちゃった。
「鍼は試した?」
「鍼は行ったことねぇ。」
「行ってみる?」
「うん。」
「じゃあ、今から行こうぜ。ヒマじゃろ?」
「おう!」
「千田くん。それでは、午後の仕事は全てキャンセルです。」
「押忍。」
あべ哲はり灸院に直航便NY

「どうだった?」
「不思議だ。」
「なに?」
「足のシビレが消えたんだよ。消えたんだ平さん。」
「あべてつサスガね。阿部先輩に感謝してください。」
笑顔が晴ればれ。
最高だね。

「平さん、ありがとう。本当に。」
「シゲがしてくれてたことの方が、俺は嬉しいわけよ。」
「言っておく。」
「言っておいて。」
死ぬほど辛い時に、一番近くで僕に食らいつくように作業をしていたのは、ヤツだ。
そんな僕のヒーローはいっぱいいます。
恩送り。
こんなもん大したことじゃないんだね。
仕事より大切なことって、いや、このことより大切な仕事が今日は無かったのだな。
さて。
これから練習です。
カツ丼食べちゃったから消費しないとあかん。
皆さん。
薄っぺらいお月様が、今夜はとてもキレイですよ。