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僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

卒業式

2015-03-19 21:51:22 | 日記
「父さん、起きて。朝だよ。」
「うそだ。まだ夜だ。」
「いや、あの、朝だよ。手紙読んだ。ありがと父さん。」
「あらそ?わざわざごめんね、ありがと。おやすみ。」
「いやいや、起きてよ父さん。反応薄!」
「今日は仕事を休みにしたんだよ。寝かせてよ。」
「休みなの?」
「休みだよ、お前卒業式じゃろ?」
「だから…起こしに来たんだけど。」
「じゃあ……あと8時間だけ寝かせて?」
「父さん。式が終わります。」
「いやだいやだいやだいやだ。」
「父さん、手紙をありがとう。悲しませたり心配かけたりでごめんね。俺も父さんの息子で良かった。父さんはいつでも俺の傘になってくれてた。感謝の気持ちは今日の式での態度で表します。」
「うん。じゃ、二度寝していい?」
「ダメ!」

そんなこんなで起こされた。
いい式だった。

君がここでどんな会話をしていたのか。
君がここでどんなコトを考えていたのか。
君がここで何を学んでいたのか。

君のことで、僕が知らないことが増えてきた。
それで健全。
それで正解。


立派な態度で表してくれた。

証書を授与され、花を親に渡す。
僕が受け取った。
他の子たちはお母さんに「ありがとう」とか無言で渡してる。
こいつは何を言うのかと思っていた。
僕も深々と、キチンとお辞儀をした。
ヒソヒソ話しが始まる。
(父さん、今夜…ヒソヒソ…カレーは…)
(え????)
(カレーは…ヒソヒソ…俺が…)
(え?なに?カレー食べたいの?今言うのそれ?)
(ちがう!今夜は俺がお金払うから食事に行こう!お礼をしたいから、貯めてたの!)
(お金ね!カレーじゃないのね!後で話そう!おめでとう!)
いやぁ、驚いた。
カレーって。
突然カレーなんて言うキャラじゃないのは分かってたから驚いたぜ。
(くいしんぼキャラ???え?なに?意味わかんない!)
焦ったよね、かなり。

君は、ひたすら君のままで良い。
立派な人間なんて目指す必要もない。

立派な行いだけしてれば、それでいいんじゃないのかのう?

立派な行い。
わからん。
とりあえず、誰も見てないのにチャリンコを起こすような人は立派な気がする。
ので、僕はそれをする。
誰も見てなくてもゴミを拾う。

そんなもんでよかろ。

卒業おめでとう。

まだ僕には、君を守ってくれてる透明マントが見えてる気がするよ。
君が小さい頃、
「君にあげる。だから、もう大丈夫。」
そう言って君につけてあげた無敵の透明マントが、君を守りぬいてくれた!
君の息子に継いでやれ。
父さんは君のことが、きっと、ずっと大好きです。

押忍。


コメント (9)
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手紙

2015-03-19 02:53:16 | 日記
眠いです。
急務もこなして、便利屋さんのようにバタバタしてます。
何でも屋と言われるのは心外。
企画屋と言うのもなんだか違ってきた。

企画だけではこの世は変わるまい。
計画だけではこの世は変わるまい。

動かねば、何も変わらない。

波風は立ってよし。
逆風も楽しかろう。

何をするにしても、動かなければ何も変わらないということを僕たちは強く学んだと思います。

嫌いだった人も、今は憎いと思わない。
嫌いになった人も、達者でねと思う。
好きな人はずっと変わらない。
好きでいてくれる人に、これからも好きでいてもらえるように。

その為には正直に生きるという基本的なことが大切だと、なんとなく頭では分かり始めた。
妬みや嫉みはどうしようもなく見苦しい。
その人に負けることは人生に負けることではない。
自分に負けたら、敗北です。

僕は誰よりも旗をうまく振る努力をやめない。
僕は誰よりも努力をし続ける。
団長だからではない。
期待が僕を支えてくれる。
期待が僕を作るのだ。
いつかそれが、どなた様かの希望になれればいい。
団の全てで、この世を1ミリでも善くしよう。
重圧だなんて思わないでさ。
己に負けるな。
取材に来た方が仰った。
「かっこよくて身震いしました。迫力がありました。」
かっこいいかどうかは、おそらく、かっこ悪いじゃろうの。
いい歳したオジサンが大声を出して顔を赤くしているのだ。
表情まで崩れてね。

でも、いいんだ。
誰かが元気になったから。
それでいいだろう?
立たなかったおばあちゃんが自ら立って両手を上げたじゃないか。
生きようと、頑張る決意をして病気との戦いに挑んだ人もいた。
娘のためにと、眠る寸前までカメラにピースをしていた。

応援団を始めて良かった。
「心配ないさ~!」
の方も写っておられる。
心配ないさ。


この広すぎる世界で、一人でも「なんかちょっと頑張るか!」と思ってもらえる瞬間があったのなら、それはもう、一つの結論だ。
もうやめたって構わないくらい。

でも、死ぬまで応援をすると決めた。
行動を起こした過去の僕に、僕は感謝をしたい。

それを楽しそうと支えてくれたサダポンやFMの澁谷さんにも。

何より、研鑽を積む団員の皆のおかげで人が一人「生きる」という道を選んだことをここに記したいのだ。

僕たちを見守ってくれている皆様にも感謝をしています。

頭だけではなく動かなければ何も変わらない。
スコップ団もそうだった。
誰か一人で構わない。

そんなつもりで、頑張ろうじゃねぇかよ。
生きる力を、何言われたって気にすんなっていう力を、誰かに伝えるには練習が足らな過ぎる。
もっとだ、もっと。

もう一度気合を入れ直して、絞るような練習をしようと思う。

それもこれも行動から。
現在に満足なんて、絶対にしないぞ。

息子が明日、小学校を卒業します。

だから、僕は手紙を書いた。
照れずに君に、手紙を書いたよ。
コメント (3)
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