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僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

リュウのこと。

2013-02-28 12:04:48 | 日記
リュウのお父さんから久しぶりに電話があった。


リュウのおじいちゃんは、避難所での生活が長過ぎて体調を崩してしまった。
だから、リュウを連れて石巻のスコップの途中に会いに行ったりしたね。


おじいちゃんは残念だけど、そのまま亡くなった。
でも、僕は君を合わせてあげられたから、僕としての後悔はない。
おじいちゃんは、ずっと君のこと愛してた。
体が動かないのに、
「リュウ~!」
って言って笑ってたね。
「早く一緒に暮らせるようにすっからな~…」
涙がこぼれて困ってしまったよ。

君がおじいちゃんのことを忘れても、おじいちゃんは君のことを忘れてなかったと思う。

地震があって、こんな僕にもやれる事がある。
そう教えてくれたのはリュウだと思う。
想像力をフル回転すればいいんだと、君が教えてくれたようだ。
リュウは一度、無事にお家に帰れたんだ。
家が直って、お父さんとおばあちゃんと暮らせることになったんだ。

だから今日の電話は、
「元気にやっとるよ~」
かなと思ってた。
今度はリュウのお父さんが、重い病気になってしまった。
肝硬変ってどんな病気か僕は知らない。
それが癌になってどうのこうのという話も、僕はよく分からなかった。
分かったのは、もう一緒に暮らせないという寂しさの感情と闘病への覚悟が出来たということ。
「どこにも頼めなかった。どこも断られた。親戚にも。リュウは、どこに行っても大丈夫な奴だから!平さん、なんとかリュウをお願いします。」
話しぶりは涙声で、覚悟の声。

任せとけい。
リュウの消灯時間はまだまだ先じゃろう。
病院にたまに連れて行くよ。
いつでも返す。帰す。

一番考えることは君が淋しくないようにすること。
それが君への恩返しだと思うから。
優しい人に少しでも近づけてくれたのは、君だ。
実際、優しくもなんともねぇヘボい人だけどね。
君の最期の日まで、僕のとこにいればいい。
君のお父さんのように、僕も覚悟が出来た。
僕の家に暮らせるように、なんとかしてみるさ。
ジャサはまだまだやること多いからね。
地震との線引きも難しい。
だから、僕がやればいい。
僕の家においで。
三頭も四頭も変わらねぇ。
そうしよう。
それを我妻に言おう。
そんな我妻はジュースがぶ飲み。


仕事にも連れ回されることになるかもしれないけど、みんないい奴ばっかりだから大丈夫だからね。
大丈夫だよ。
よろしくね。

よし、そうしよう。


これ、リュウの詩のようにも思えちゃうね。


70659
ナナゼロロクゴーキュー
GOローソンね!
チケットまだあるんだって!
そりゃそうだ!
知ってたわい!!

お願いします。
ぺこり。
コメント (10)
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特別と当たり前

2013-02-28 01:01:32 | 日記
人々が親切です。
貪欲だけど、親切。
笑うことに遠慮もないし、笑顔も自然。
きっと彼らにとって「親切」とは特別なことではなくて当たり前のこと。
僕たちはそれを忘れているだけ。
またなんとなく見えてきたことがあります。
ボランティアに置き換えてみると、どうやら分かりませんか?
親切とボランティアはイコールではないけれども、余計なお世話は小さな親切に敵わない。
そしてそんな行いを特別視するようなネーミングがおかしいんだと思います。
【ボランティア】はやっぱり親切な心ってものが根底にある。

ずっと感じてた違和感。

特別視してアルかナイかでは見当違いだと思います。
生きていく時間の中に「親切にする」は入っていて当たり前。
普段という時間の中にね「優しさ」って重要な要素。
犬を飼うでもよし。
猫を愛でるでもよし。

なさそうな人でも、そんな面ってあったりするよね。

どうしてボランティアではないんですか?
そんな問いかけに、
「友達が困ってんのを助けて、それがボランティアって言う??」
と言ってきたけど、ちょっと変えよう。
「生きていく時間の中に【親切にする】は入っていて当たり前だからだよ。オンとオフではないんだよ。ただ、風が吹くように生きる。それに名前をつけてはいけない気がするからです。」

ふむ。
分かりづらい!!
一番まとめた感じだがなぁ…。

ネーミングって、最も意味がなく、最も意味がある。

なんだか、そんな気がします。
僕たちの行動や感情に英語は合わないのかもしれません。
コメント (6)
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