アヤちゃんという仲の良い同級生の女子がいる。アホ。
長い付き合いだねぇ案外。存外。
山登りやアウトドアが好きで、意外な場面で話が合う。
珈琲屋の娘だ。
元々は、
「いいかね了くん。富士山はあたしと行くのだ。コズエも連れて行こう。」
と口約束をしていたのだが、アッサリと去年、僕はその約束を無視し先に登って来たわけ。
登山部という、一度も活動していない部活もある。
近くの山を十ヶ所登ったら富士山に行こう。
などと言っていた。
「めんどくせぇ、はじめから行こうぜ富士山。」
「了くん。山をなめちゃいけないよ?」
「平さん。山をなめちゃ~、なりませぬぞ?」
「バカどもめ。まぁいいさ。では朝練から始めようか。」
「はいキャプテン!」
「なんで了くんがキャプテン?アタシだろう?」
「誰でもいい。」
コズエなんぞ連れて行ったら、全員悲惨な結果で終わると思いま~す。
このコズエは、僕を王子と呼びます。
ライブなどで、
「オージー!オージー!」
と言ってるのは彼女。
スキー場でウェアではなくジーンズでリフトに乗り、颯爽とタウンユースで滑る僕を見てジーパン王子という呼び名が生まれたのです。
ジーンズが凍ってたっけなぁ。
この前置きいるか?
と言われると、あまりいらない。
富士山の件。
この場をお借りしまして。
ごめんね。
そのアヤちゃんには妹分がいて、名取の避難所の解散式やら、スマイルのケーキの配達やらをビシビシと手伝ってくれた子がいます。
それが、この記事の菜月ちゃん。
スコップ団の皆さん。
お近くであれば、是非、玉三郎さんついでで構いませんから応援しましょう。仲間が頑張っている。
「イヤー、実家無くなっちゃって。」
「へぇ。なんで?一家離散?」
「いやいや、了くん。津波でしょうよ…。」
「あらま!」
「ビール飲んで、麻雀してます。青空の下で。」
「いや、あの、あまりにホラ、明るいからさ。そうか。では、あの、握りっ屁を食らえい!嗅げ~い!それ、嗅げ~い!!」
「ご利益ありそう!」
そんな子です。
ヘイ、スコップ団!
日本橋、見に行ってあげてちょ!
そんな簡単に見れるものなの??
歌舞伎?
能?
なにか分からないけど、俺も行くぞきっと!
http://www.kabuki-bito.jp/news/2012/09/post_319.html