エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

痴呆の真実を知る

2004-11-10 | 思考
先日の東京新聞の記事でクリスティーン・ブライデンという方を初めて知りました。

この人は一体何者なのかといいますと。

厚生労働省から勝手に引用すると…

※  クリスティーン・ブライデン(クリスティーン・ボーデン)氏
1995年に46歳でアルツハイマー病の診断を受け、翌年、首相・内閣府第一次官補を最後にオーストラリア政府を退職。診断前後の自らの経験をまとめて、1998年に「Who will be when I die?(私は誰になっていくの?)」を出版する。1998年に再婚、クリスティーン・ブライデンとなる。
現在、国際痴呆症支援ネットワーク、オーストラリアアルツハイマー病国家プログラム運営委員会のメンバーとして活躍。


…これだけでは何がすごいか分からない。

むしろここここ(新聞記事のスキャン)の方が分かりやすそう。


要するに、痴呆を外部からでなく、内部から語ることができる人なのです。

介護関係の書籍は数多く出ていますが、痴呆に関してはどうしても経験則的な対応になりがちです。
「敬意を払って接する」とか「楽しいことは忘れても悔しいことは覚えている」などが有名な原則ですが、痴呆も重度になってくると、タブーなはずのいわゆる「ちゃん付け」対応の方が良好な反応を得られることもある。
しかし痴呆の方から昔話や表面的な感情を聞く事はできても、それ以上の心理状態を問うことは難しいのが普通です。
それが「ああ言われたらこう思う」「今の行動はこんな気持ちでやっている」などと、痴呆の方が自ら心情を吐露できたらどれだけ素晴らしいことか。

そんな理想的なことをやってのけているのがクリスティーン氏なのです(らしいです)。
近々、ぜひこの人の本を読んでみたいと思っています。


#そんなことを書いていたら極東ブログ様の書評を見つけました。
これはますます読みたくなりますね。
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gooブログ障害

2004-11-09 | その他
今日は大変でした。
打ち込んだ文面をアップロードしようとしたらエラーで全部消えちゃうし。
ま、こちらも無料でこの場をお借りしているわけなので、そう文句を言うわけにもいきませんが…

もともと、つながったりエラーになったりずっと調子が悪かったので、そういう時はあらかじめエディタで文章作る方法とかが賢かったかも知れないですね。


さてgooブログさんではサーバの増設でもやってたのかと思ったら、何やら新企画の種を盛り込んだ模様。
使う使わないはともかく、どんな企画なのかいくらか楽しみではあります。
しかし復旧には相当長引いたようだから、日経コンピュータの「動かないコンピュータ」コーナーあたりに取り上げられたりするんじゃないですか?


今回は、「無料でしかもテキスト容量無制限」ていうのに甘えて、バックアップまで任せきりにするのは危険かなと初めて思いました。
(このあたり勝手なもので、そもそもは使い捨てのつもりで気軽に始めたのにだんだん日数を重ねるうち、なんだか損失が惜しくなってきてしまった…)
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ドラえもんvsオバQ

2004-11-07 | 思い出
中学生あたりまで、断然ドラえもんが好きでした。

#何を今さら…のネタですが。
子供の頃見ていた漫画を、自分の子供たちも見ている現実にふと感心したので、ちょっとだけ。


いきなり脱線しますが自分の世代(30代後半)は、かつて日本テレビでドラえもんを放映してたことを覚えている最後の世代でしょうね。
のちにテレビ朝日がドラえもんの放映を始めた際に「初のテレビ化!」等とほざいていて「ウソつけこの野郎!」と息巻いたものでしたが、同じく憤慨された方は少なからずおられたのではないでしょうか。
(日テレ版「ドラえもん」は社会的に抹殺されてしまったようで「懐かしの~」の類の特番でも目にすることはありませんが)

自分の場合、息巻いた割にはドラえもんの魅力に負けて毎週毎週見続け、馬鹿なことに中学卒業の頃まで見てしまったのですが、その頃にはさすがにのび太のバカさ加減に嫌気がさし、ようやくドラえもん卒業と相成った次第。

だいたいひみつ道具というのは、正しく使えば非常に有用なものばかりです。
それをのび太がむざむざ無駄にする。
それとアイテム数が増えるにつれ「この案件なら、前に使ったあの道具で用が足りるのでは?」という場面も増えてきて、続々と登場する道具自体の有用性も疑わしくなってくる。


そんな思いに至った頃、俄然浮上してきたのが「オバケのQ太郎」でした。
小学校低学年の頃、児童館で単行本を何度も読んだものですが、中でもお金持ちが夢枕に立った祖先に「今すぐお金を使い切らないと死ぬ」と言われ、正太とQちゃんが無駄遣いに協力する話には妙にリアルな羨望感がありました。
他には貨物船でQちゃんがモールス信号で「トンツートンツーツーツーレロレロ」と打電するシーンが変に記憶に残っていて、まあそんな懐かしさもあって回帰してみたわけです。

で、ドラえもんとの対比で言うと、オバQの世界は「何でも自分たちで解決しようとする」世界だったのです。
ドラえもんの話は、まず道具ありきなわけで、それを使ってみんなが協力する場面はありますが、まあ道具がないことには成り立たない世界です。
対するオバQは、Qちゃんの飛ぶ能力、消える能力が現実の子供社会にはない大きな魅力ですが、それを除くと木箱で城を作ったり風船でロケットを作ったり、父親に反射型幻灯機を作ってもらったり、あるいは親戚を頼ってお年玉を集めようとしたりと、皆至って身近な工夫で生活を楽しもうとし、困難を乗り切ろうとするのです。

そんなあたりがやけに清々しく、また現実的な懐かしさが感じられたりもしてそれ以来、オバQの方が好きなんです。


#こういう、マンガを真面目に語るのって他人のを読むと「止しなよ、大人げない…」とか思うんですが、つい自分でもやっちまいますねぇ。
それで恥かきついでにもうひとつ。

宮崎駿氏の世界はもう飽きたなぁ。
少女に母性愛を求めるパターンて、そんなに普遍性があるのかなぁ。
(これだけ。だとほとんど言い逃げだな)
コメント (2)
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計るだけダイエット(その6)

2004-11-06 | 減量
前回の喜び後、翌日にはすぐ83kg台後半に戻ってしまい、このところようやく82kg台に再突入できたところです。
連休に家族連れでお出かけして、外食が続くとドドンと体重が増えるんですね。
まあ普通の生活に戻るとじわじわ下がっていくので悲観することはないですが、太る過程というのは明らかにカロリーオーバーが原因であることが判ります。

それだけ、今まで如何に余計なものを摂取していたか、ということでしょう。
要は、カロリー制限。
ダイエット法に奇手はないと、つくづく実感します。
ただ「計るだけダイエット」では、無理に何かを我慢しているという感覚は確かになく、どちらかというと「グラフの動きを見つめながら、自分の食生活を少しずつ見直していく」感じです。
「こういうことすると一気に増えるな」「これをやめたら効果が出た」とか。
これなら目標を達成したときにはその体重なりの生活スタイルができあがっている筈なので、リバウンドもないだろうな、ということは想像できます。


さて、ほんの2kgの減量ですが、それで何か変わるのか。

最大の変化は、ズボンのベルト穴が1コ余計に入るようになったことですか(笑
それと正座状態で前かがみになったときに、腹が邪魔にならなくなってきている。

グラフが下がっていくだけでも十分楽しいですが、それ以外の実生活でこういう目に見える変化があると大変やりがいが出ます。

つい嬉しくなって、次は本当に何か体操をしたくなりそうです(笑
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軽トラ万歳

2004-11-05 | 
1年程前に、必要があって中古の軽トラを入手しました。
必要というのは、親が細々と続けている農作業とか、ゴミ捨て等々、それまで一輪車でやっていたような仕事を(高齢化に伴い)動力付きにすることでした。
実際に購入するまでは「頻繁に使うわけじゃないから、近所の人に借りてればいいか」なんて考えも浮かばないではなかったのですが…

いざ買ってみたら、これがもう便利で便利で。
もはや、30mくらいの移動距離でも一輪車なんかアホらしくて使う気になれません。
テクテク歩く時間もトロく感じるし、何より積載量が段違いだから植木の枝を落とした後の片づけなんか、一輪車では十何往復もしていたのが軽トラではせいぜい2~3回で済んじゃう。

可燃ゴミ・不燃ゴミを運ぶにも、いくらビニール袋に入っているとはいえ乗用車のトランクに載せるのはいささか抵抗がありますが、軽トラなら荷台に無造作に放り込めばOK。

そしてレジャーにも妙に活躍するもので、少し離れた自然公園でサイクリングでもしようと思えば荷台に親子の自転車をしょい込んで即、準備完了。実に気楽なものです。

意外なのは乗って楽しいこと(自分だけか?)
十年以上も前の車で、アクセルベタ踏みでも90km/h位しか出ませんが、車体が小さく軽いので取り回すのに何らストレスを感じません。
激しい騒音と振動、そのプリミティヴな感覚はまるでカートのよう(笑
「これはある意味スポーツカーだ」と勝手に悦に入っております。


地方では、軽トラは自家用車というよりも日常生活のツールとして必須のようです。

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迷惑メール対策!

2004-11-03 | 仕事
馬鹿じゃないかと思うのが迷惑メール。
そんなもん送りつけられて、誰が興味を示すんじゃい!としか思えませんが、やっぱりオレオレ詐欺みたいな状況なのか、確率的にはわずかでも釣られる人がいるから無くならないのでしょうか。

さて自分の場合、携帯電話は指定アドレスしか受信しない設定なので良しとして、職場で使うメールアドレスはどうしても迷惑を被る機会が多くなります。
職場のは特に、取引先だけでなくweb等でも公開している、いわば総合窓口みたいなアドレスなので怪しいのやら卑猥なのやら、何でもござれで殺到します。
まあウチの場合は規模が小さくて、取引先もほぼ固定的だし数も少ないので、それ以外からのメールはまず読まずに捨ててしまっても何ら支障はないのですが、いかんせん毎日のことなのでそのつど削除の手間がかかるのに閉口するわけです。
(ちなみに自宅のPCには何故か、未だかつて来たことがありません。Macだから、というわけではないでしょうに)

というわけで、ささやかながらの対処法として現在、自分のところでは次の2つの方法を併用してみております。


1.プロバイダのメール削除サービスを利用。

例えば件名に「未承諾」が入ってたら拒否するとか。
送信元アドレスに「yahoo.co.jp」「freemail.ne.jp」なんかが入ってたら拒否するとか。
フリーメールは一括拒否でも(企業としては)問題ないような気がします。
使い捨てアドレスからのメールなんて、どうせロクなもんじゃないでしょ。


2.フリーウェア「Spam Mail Killer」を使用。

「こういう条件に当てはまるメールは削除する」という設定が自由自在に出来ます。
例えば本文に「魔法のようなチューナー」(笑)があったら削除するとか。
件名に「NASDAQ」があったら削除するとか。
英文メールは基本設定でほとんどブロックしてくれます。
面白いのは、本文に含まれる文字列として「have」を指定しておくと、基本設定をすり抜けてきた英文メールもこれで引っ掛かってしまうことです(まあ英語で「have」はほとんど必須単語ですもんね)。

ただフリーウェアでの削除は、結局いったん受信していることになるので(プロバイダ上での削除は受信拒否にあたるらしい?)、相手先にはこちらがしっかり受け取ったものとみなされてしまうわけです。
それが残念といえば残念か。


いずれにせよ、もはや迷惑メールが明らかに公害化している今、技術的にも法的にも一刻も早い対処を願うものです。
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西部警察スペシャル

2004-11-02 | TV・音楽
けっこう期待してたんですよね。

昔からストーリーは馬鹿馬鹿しいにしても、なにせあの火薬の量ですから。
当時は日産自動車のお陰で、浴びるほどパトカーの横転を見られましたし。

ま、率直に言って「犯人殺せば後味スッキリ」「車をブッ壊してくれりゃそれでいい」みたいなドラマでしたが、その単純明快さがまた素敵でした。あとは「あぶない刑事」にも継承された「男にしか通じないダンディズム」かな。

今回はわざわざビデオに録っておいて今観たところですが、重要な見せ場であるはずの、バスや車が走るシーンでコマ落とし(早送り?)が散見されたのは残念至極。

天下の石原プロがそういう手抜きをしては…
あるいは現在の法規制ではそれが限界なのかも知れませんが、それならそれでもっと上手い見せ方ができたはず。
それまですべてが自然に進んできたのに、突然ヘンなコマ落としになる。ただこの一点で「これってオートバックス前で怪我人出してまで撮るドラマだったの?」という残念な評価になってしまうところが、まったくもって残念なドラマでありました。
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