エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ミクスペリア購入(その23)~ついに5.1.1化(後編)

2018-11-25 | ボカロ物
ここからは、いかに本来のミクスペリアに近づけていくかの作業になります。



猫丸の備忘録:ミクぺリアZR の再ミクぺリア化【長文】の手順でほぼ大丈夫でした。
記事は4.4.4で作業されていますが、こちらの環境が5.1.1のため多少相違があります。

※以下、■の見出しは猫丸様の記事に倣っています。


■ミクアプリ(ミクホーム、ミクアラーム等)の移植
アクセス権の変更は、Solid Explorer Classicというアプリで行いました。
せっかくADBがあるんだからコマンドで片付けた方が…とは思いましたが、慣れないこともありチマチマやることに。

それより最初に驚いたのは、Miku Clockで曜日が中文表示になったこと。


使ったのは
[MOD][PORT]Hatsune Miku Xperia feat.V5 App[Update!], Audio, Bootanimation, Wallpapers(Tad-Liou様)のクラック済apk。

なんで?
どこで中文判定してんの?
としばらく悩みましたが、ミクさんアプリの文字表記は基本的に画像データでしたから。
つまりご丁寧にも画像まで改造してあったと。
それなら…と、【SHARE】Xperia A(SO-04E) feat.HATSUNE MIKU(初音ミク) BOOTANIMATION,MEDIA FOR ALL DEVICES(YCx様)のSO-04E_deodex.7zから取り出したapkは通常の英語表示でした。

ZR化でオリジナル版から引き継げなかったのは、現状ではFind Vocalo-P Player等がウィジェットとして置けないことと、Miku Downloader、Find Creative News、Find Your Mikuで(もうサーバがないので尚更ですが)何も表示されないこと。
ニュース等のデータは全部旧ミクスペリア内にあるはずなので、どうにか移行できないものかとは思っているのですが…

■Miku WP Changer のインストール
■オリジナル着信音/通知音/アラーム音の移植
■オリジナル画像の移植
このへんは特に問題なし。

■起動アニメ/防水画面の移植
これはbootanimation.zipを、先ほどのSO-04E_deodex.7zから取り出して使わせていただきました。
ところが、最初どうやってもデフォルトのandroid表示しか出ない(認識されてない)…

中を見てみたら、設定ファイル(desc.txt)が2つ入っていることに気づきまして。
1個を消し(どちらを消すかはお好みで)、再zip化で無事認識されました。



■オリジナル予想辞書の移植
■きせかえキーボードの移植
今回5.1.1のせいか、SDカードに入れた辞書データは復元で選択できず。
内部ストレージの/pobox/backup_dic/(バックアップ操作をすると作られるディレクトリ)にJPNUserDict.txtをコピーし、そこから復元できました。
きせかえは問題なしです。


■デコメ絵文字の移植
これは試しませんでした。
そもそもドコモメールでしか使えなかったような気がしましたし。


そして、あとひとつ。

▼しゃべってコンシェル
無遠慮に画面を歩き回るキャラクターは、邪魔なようで居なくなると案外寂しい。
中でも邪険にしていたミクコスの羊さんは、少なくともメニューには残っていて欲しい。

という単なるワガママながら、Xperia LT26w(SO-03D) feat. HATSUNE MIKU(たまさかAndroid様)等の情報を参考に。

しゃべってコンシェルのapkは、旧ミクスペリアから取り出してインストール。
バージョンによってインストールエラーになり、うまく入ったのは07.20.04003のものでした。
(旧ミクスペリアで動いているのは07.80.34000)
動作したら、SO-04E_deodex.7zに入っている/system/etc/machi-chara/フォルダ
(SPMDmeicollabomiku00000000000001.mccとsystem.xmlが入っている)
をそのままコピー、再起動すると「メイちゃん(初音ミク)」が選択可能になります。

このほか、ミクスペリア発売当時からお世話になっている
docomoスマートフォン用の自作マチキャラ集 初音ミク、鏡音リン、初音ミク等(maebari様)
からのダウンロードも可能です。


あとは通知バーが水色で少々派手なので、ひとまず「白」を選択しておきました。
表示アプリに合わせて色が変化するようです。Miku Homeの時はグレーになっています。
ここまでで、まずまずミクスペリアが再現できたかと思います。




ほかに、実用上欠かせないもの

▼ドコモ災害用キット
Yahoo!のサービスでも無いよりは良いですが、緊急地震速報などは速さの点で、残念ながら3大キャリアに頼らざるを得ないのが実情です。
これも少々厄介で、文珠川慧久の道楽帳2様によると、「エリアメール」アプリと「災害用キット」アプリを別々に手当する必要があるようです。

エリアメールはすんなり入りましたが、災害用キットはGoogle Playに表示されず、また旧ミクスペリアに入っているものもインストールできません。
ネットで探した最新版、ダウンロード: 災害用キット 12.10.1 APKが普通に入りましたので、これで様子を見ています。

▼Googleマップ
これはミクスペリアにとっては、ミクさんボイスが使えるナビボイスチェンジャーあってこそのアプリです。
音声チェンジ可能なマップのバージョンは恐らく9.60.1が最後(旧ミクスペリアでは、この次から音声が変えられなくなりました)なので、それ以下でアップデートを止めておく必要があります。
いつまでそれが許されるか分かりませんが…



さて、モチベーションの主な源であった初音ミクトークです。

Googleアシスタントから
「初音ミクトークにつないで」
と伝えるとミクさんが登場します。



実際に試してみると何とも他愛のないもので、単文節の簡単な指示セットが用意されているだけなので、まだまだ「これからが楽しみ」なレベル、でしょうか。
ユーザーが思い思いに会話をどんどん登録できたりすると面白そうですが。


ところで上の画像にもある通り、本来ホーム画面だけに現れるはずのマチキャラがアプリ画面にまでお構いなしに侵略してくるんですね。
インストール時の設定が何かまずかったのか、回避不可能のものなのか分かりません。
実はこれもまんざらでもなかったりしますが、どうしても邪魔なら表示OFFにするしかなさそうです。


ちなみに、LINEでマイクロソフトのりんなとの会話を試してみると、昔々の人工無脳ちかちゃんの時代とは桁違いの自然さが実現されていました。



(この切り取り方だと自分の方が人工無脳のようだ…)

AIばやりでこの方面の技術はどんどん進化していくでしょうが、ミクさんは今後どの方向に進んでいくのか?
Amazon Alexaスキル(Hey MIKU!)も同じだそうですが、ある種の人格を持つように見せていくりんな型に対して、あくまで人が操作してる感を残す我らがミク型で推していこう、という狙いだったりするのかも知れません。(深読み)



最後に、その他の主なアプリについても少しだけ。

▼050plus
以前は品質があまり良くないと思いましたが、最近はつながらないとか途切れるとかいったトラブルはあまりないです。業務使用が可能なレベル。
音質はLINE電話などが普及してしまった今では褒められたものではないですが…



▼WeatherNow
▼みくみくウェザー
お天気アプリ。
みくみくウェザーは、ナビボイスチェンジャーと同じ作者様のようです。
画像表示が大きいのは嬉しいです。現在両方を併用中。

▼VoiceClock -Miku-
時報機能がとてもいいです。
今後は8.0以降のみ新機能追加とのことですが、今の機能でも十分満足。

▼初音電卓
何となく気に入って使い続けてます。
今はGooglePlayから無くなってしまったようです。手持ちのapkでインストールしました。



▼Miku Flashlight:Widget
ライトアプリで余計な機能がないのが気に入ってます。
これもGooglePlayに見当たらなくなりました。
その後のAndroidが、標準でクイック設定からライトが点けられるようになったせいでしょうか。



以上、決心してから半年がかりでようやく移行が終わりました。
実際に作業を始めたのは10月からだったので、それだけでも2ヶ月近く。
(とても1・2日で済むどころではなかったので、常用機をいきなり消さなくて大正解でした…)



5.1.1での違いは、OSで変わった操作性を別にすると、何よりも
「スタミナモードがとにかく効く」
てことでしょうか。
古いバッテリーで以前半日しか保たなかったのが、1日使ってまだ若干余裕を残す程度にまで伸びました。
逆に、Miku Homeのスクロールはちょっとカクカクもたつく感じです。起動アニメーションも同じく。



今はとりあえず生活に必要なアプリが動くようになった状態で、ミクスペリアとしての完成度を上げていくにはアプリデータ等の移行も考えたいところです。
まあ、そんなこと言っていても気がつくとすぐ数年単位で時が流れてしまいそうですが。


いずれにせよ、実用性の観点からもう後戻りすることは考えていませんので、気がついたことがあればまたネタにしていこうと思います。
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ミクスペリア購入(その22)~ついに5.1.1化(中編)

2018-11-24 | ボカロ物
初音ミクトーク



ここから先はお約束の自己責任で。





国内版Xperiaでは封じられたOSアップデートが、海外版ROMデータを焼けば実現できる…



SO-04Eの海外版、Xperia ZR(C5503)ではソニー公式アップデートで5.1.1までサポートされたとのこと。

さらに非公式なものでは、SO-04Eに使えるものでは6.0.1まで開発されているらしい。
もっともこちらは安定性に問題を残したりしているようですが。



(いつかはそんな日も来るのだろうか──)

以前からミクぺリアZR の再ミクぺリア化【長文】(猫丸の備忘録様)には注目していました。
純正ミクスペリアをオリジナルアプリの維持にこだわってアップデートしてゆく点で、非常に心強い記事でした。

その当時はまだ最愛のミクスペリアを焼き直すなど、畏れ多くてできることではありませんでしたが。
(それと、Find Vocalo-P PlayerやFind Creative Newsがウィジェット表示できなくなる点も気になりました)


最近になって知ったいわゆるえんどゅーざ様のサイトは、ZR化の手順を何度も確認されたとのことで、非常に信頼性の高い記事になっていました。
これなら手堅くアップデートできるだろう、とは思ったものの、何となく純正品・正規品から逸脱してしまう恐怖心と、これも純正のドメスティックなFelica/NFC機能やワンセグ機能が失われるデメリットを感じて踏み出せずにいたのです。
ただ、さすがに日に日に実用性が見劣りしてきていたのと、Felicaはともかくワンセグはこの5年間で数回しか使わなかった程度の不要機能ではあったので──

やっと決心がついたのが今年の4月。



ところがどっこい、気がつくと環境は激変していました。


各種ROMの入手方法は、基本的にソニーが提供するファイル群をXperiFirmというツールで必要な形に再構成することを前提にしているようなのですが、それが皮肉にも今年になって突如、SO-04Eを含む古い機種のデータ提供が打ち切られてしまったらしいのです。
そうなるとネット上で流布されている作業手順では大方、初段のROM確保で手詰まりになってしまうという恐ろしい事態になるわけです。


もっとも全く打つ手がないでもなく、機種別・国別・バージョン別に生成済のftfデータとして探せばいくらか見つかることもあり、また上記サイト等でも実際に使用したファイルが提供されていたりして、どうにかROM焼き作業が可能なまでに揃えることはできたのですが。
(ここでは当初、上述のえんどゅーざ様の手順通りに、4.2.2→4.4.2→5.0.2→5.1.1の順にアップデートするつもりで揃えていきました)


この時、どうしても見つからなかったのが5.1.1の香港版ROM(C5503.10.7.A.0.228_HK)。
他国のバージョンは見つかるのですが、アジア地域のROMでないとPOBox Touchが入ってないようです。
そしてPOBoxはソニー製アプリのくせに、Xperiaであっても後から入れるのはなかなか難しいようなのです。


できる限りミクスペリアを再現したい(POBoxのきせかえキーボードとかも)自分としては、ここはぜひとも何とかしたい…


しかしいつまでも立ち止まっているわけにもいかず、ついに見切り発車。
首尾よく、まずは4.4.2化に成功。

* * * * *
もちろん、PC環境の整備は必須です。
・flashtool
・ADB(Android Debug Bridge)
※導入方法は他のサイト様に詳しいので、そちらに譲ります。


もうひとつ(自分にとって)重要なこと。
当初、使用中のミクスペリアをバックアップ取得していきなりアップデートしようかとも考えましたが、rootedでもないのに隅々までデータを取っておける気がどうしてもしなかったのと、仕事も含めて何だかんだで途切れず使い倒しているミクスペリアが1,2日でも使えなくなるのはやっぱりマズいというわけで…

秘かに確保していた"未使用新品"のミクスペリアを下ろすことにしたのです。

---ここであえての証拠写真なし---(というか開封の儀の写真を取り忘れまして)

入手後すぐに4.2.2アップデートしていたのでマニアックな市場的価値もなかろうし、このまま保存しておいてもますます実用的価値は滅する一方だし、何より自分がこの先何年生きてるかもわからんし。

てなわけで、現行ミクスペリアは動態保存的ポジションへ移行させ、5.1.1化からこちらは新生ミクスペリアと共に歩もう…という結論と相成りました。

※もちろん作業台としては、本当はジャンク寸前なSO-04Eを買ってくれば十分です。そこで環境構築とデータ移行、十分な動作確認を済ませたら、元のミクスペリアに後述のTWRPでシステムごと上書きしてやれば良いので…
自分の場合は無駄に未使用品を持っていたので、ちょっと贅沢をしてみたわけです。
* * * * *


さて次は5.0.2へ…と進めようとしたところで、他のサイトの情報が目に留まりました。

Xperia A SO-04Eを5.1(ロリポップ)にして初音ミクモデルにしたい(エスナビ様)
4.2.2→5.1.1にするだけなら、いとも簡単にできるらしい。

Xperia SO-04Eをroot化(ZR化)してみました,Android 5.1.1,Android 6(ZR化実験のつづきPart2)(ブルージョナサンのブログ様)
なんとroot化すらもシンプルにできるらしい。
これはOSAKANA TAROのメモ帳様の記載にある庵怒露尉怒様の作成されたSO-04E_TWRP.7z
というツールを使えばいいそうで。


これなら、4.2.2に戻しておいて、そこからわずかな手間で5.1.1+root化ができてしまうことになります。

こうして世の中の聡明な方々の力を遠慮なくお借りして、どうにかバージョンアップすることができました。


(1)miku版ROM(10.3.1.B.2.42_NTTDoCoMoJP.ftf)の焼き込み
これはいったん4.4.2化してしまったので、純正状態に戻すための作業。
有り難いことに国内版Xperiaのftfは、現在こちら(Androplus様)に集められているようです。ミクさん仕様のftfもこちらで入手することができました。


(2)5.1.1(C5503.10.7.A.0.228のTR版を使用)の焼き込み
最初エスナビ様提供のftfを焼いてみたのですが、
Processing of system.sin
finished with errors.
Error flashing. Aborted
みたいなエラーが出てどうしても完了できず。
(あとで調べたら、flashtoolのバージョンを変えたりすると良いらしいですが)
結局C5503.10.7.A.0.228のTR版を入手して何とかクリアできました。

ところが、これだと前述のPOBoxが入っていないため、Google日本語入力が基本になります。
実用的にはそれでもいいっちゃいいのですが、やっぱりミクスペリアなのできせかえMikuキーボードでないと…

POBoxのインストールはあれこれ試しましたがどうしても入らず、ななしのブログ様のような改造手段もあるようでしたが、スキル不足でそこまでは踏み込めず…

※今検索していたら、POBox Touch 6.3をZ2で使う(FlyAnsys様)のところにzipがあります。
もしこれをうまくTWRPでインストールできれば、下の(4)HK版はなくてもいけるかも知れません。


(3)前述SO-04E_TWRP.7zによるroot化とTWRPのインストール
TWRPが入るとシステムバックアップが非常に手軽にできて良いですね。スマホみたいな機器こそ、こんな丸ごとバックアップを手軽に取得できるものであって欲しい。
しかもこちらの3.0版は、先の4.4.2化での2.8版と違って日本語表示が可能で、操作がわかりやすくなっています。


(4)そんなところへ、ひょんなことからHK版(zip)が入手できたので急遽やり直し。
といっても[SO-04Eカスタマイズ]XperiaZR5.1.1Lollipop Install root化 recovery導入の手順でzipを書き込んだだけですが…
(この手順でTWRPが2.8になってしまうので、気になるようなら再度(3)の作業を行います。)
これでPOBox Touchが使えるようになりました。きせかえキーボードも適用OK。
※このきせかえキーボードをはじめ、ミクさん関係の作業はほとんど上述の猫丸様の手順で実現しています。



と、まあ、普通に5.1.1化だけなら、ここまでで十分満足できるものでありました。



しかしその後、ミクスペリア化への道は少々険しかった…

(つづく)
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ミクスペリア購入(その21)~ついに5.1.1化(前編)

2018-11-23 | ボカロ物
あれから5年。
すっかり生活の一部に溶け込みました。
朝のアラームに始まり、夜のchmate(これはミクさんアプリではないが)で締めるまで。



2013年9月、このコラボ端末が出ていなければ、未だにD705iμに固執していたかもしれません。
(D705iμ、実は音楽プレーヤーとして今でも稼働中ですが、さすがにバッテリーの寿命が尽きつつあります)



リアカバーのさり気なくも考え抜かれたデザインはもちろん良いですが、やっぱり起動アニメーションからミクさん尽くしというのが嬉しいし。
そして専用アプリの統一感、これは意外と見落とされがちだったのでは。
(もっともMiku Homeで使ってないとさほど感じない部分ですが…)



普通のスマホにミクさん関係のアプリやアイコンを詰め込むのも、もちろん尊いみっくみくな行為。
しかし企画物としてあらかじめ整えられたデザインは、どうということもないように見えても知らずにその世界観に取り込まれていくものです。
(だから前に修理で1週間ほど出した時、妙に落ち着かなくなってしまったわけで)




ところで、ご承知のとおりOSバージョンが4.2.2というのはすでにかなり苦しい。
つい先日発表された初音ミクトーク(Android5.0以降が必要)を試すことすらできません。

初音ミクトーク


だいたい、4.1~4.3(Jelly Bean)の世界シェアはすでにたった3.0%しかないというのです。

【随時更新】Android バージョン別シェアを発表。日本国内のシェア・全体の推移は?
こちらの情報は随時更新とのことです。2018年10月26日付記事による





5.1化(Lollipop)したところで、今となってはどうにか17.9%の仲間入りができるに過ぎず、現在最多の7.x(28.2%)やそれに続く8.x(21.5%)には大きく引き離され、6.0(21.3%)ともども置いていかれつつある状況…



それでも何もしないよりはマシということで、ようやく重い重い腰を上げてバージョンアップに取り組むことになりました。

まあ、それでなくともセキュリティ問題で4.3以下の環境に対しては急激にサービス切り捨てが進んでいて、ここらで何とかしないとどんどん実用性が厳しくなってしまいます。

(つづく)
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浴槽ポップアップ排水栓(ワンプッシュ排水栓)の修理

2018-11-18 | その他
経年劣化で水回りの故障が増えてきました。



急に浴槽の栓が閉まらなくなりまして。
ググってみると、ポップアップ排水栓とかワンプッシュ排水栓とか言うようです。
いずれにしてもこのままでは入浴できないし、何とかしないといけません。

前に蛇口を直せたので、とりあえず外してみる方向で考えます。


とはいえ、やはりまずは情報収集から始めないと。

いろいろヒットしましたが、外し方として以下のサイトが非常に参考になりました。
ポップアップ水栓の故障?
浴槽のワンプッシュ排水栓の不具合
ヤマハ お風呂 ホップアップ排水栓 取り替え方
日立ハウステック ポップアップ排水栓交換 02

押しボタンから水栓までワイヤーでつながった一連の部品になるようですね。
しかし外せたとしても品番が判らないし(タカラスタンダード、浴槽の型番不明、約10年前の製品)、結局はメーカーさんに修理依頼になってしまいそうです。


でもまあ、何かのはずみで直っちゃうかも知れないし?
何はなくとも外してみようということで。
(わずかな好奇心と壮大なケチ精神…)


浴槽のエプロンを取らないと外せないとかの情報もありましたが、製造時期にもよるんでしょうか、ウチでは結果的にボタン側から引き抜くだけで外すことができました。


水栓を外して


白いヘアキャッチャーはつまみ上げると外れます。
中央の白い円筒形の部品はラジオペンチで回すようにすると外れます。

その下の大きなパーツは、左回転で外れるネジ込み式でした。




中央の棒は引っ張ると外れます。
あとは押しボタンをガムテープでよく粘着させてから引っ張ると、ボタン側からスルスルっと抜けてきました。

こんなパーツ

※写真中央の水栓は洗面台のものです


ひとまず白い機構部分から、ねじって外せる部品を外して


押しボタンが戻らない状態なので、サビか何かで摺動が渋くなってるのか?
ピン部分をラジオペンチで挟んで抜き差ししてるうちにスコンと戻ったのはいいのですが、押してる間は伸びてくれても離した途端に縮むだけで、押すたびに伸び縮みするトグル動作をしてくれません。


もう少しバラしてみます。

ここは片側をバイスプライヤーで押さえながら外しました。




原因はここでした。
爪のついた部品にヒビが入ってます※。
これでは交換するしかないですな。

※考えてみると、もしかしてラジオペンチでグリグリした時にいじり壊した可能性も否定できません。
追試される場合は、まずバラしてみた方が安全そうです。分解清掃だけで直れば儲けものなので。



…が、今回は急ぎですし、応急処置という名のひと足掻きを。

よく洗浄して


軸の方に滑り止め加工がされていたので、ここにアロンアルファを垂らして固定してみました。



けっこうガッチリ止まった気がします。半月ぐらいは頑張ってくれるかな?

あとは逆順で取り付けて、動作確認OK。

(2019-06-09追記:
その後また動きが悪くなり、再度分解。
爪の部品は割れておらず無事でしたが、どうもこの一帯の樹脂の摺動が悪いようでしたので爪や軸、ケース内部にグリスを少量塗ってみました。
さらにワイヤー内部も問題があるようで、蓋が引っ込む時の戻り具合がイマイチだったので先端が錐状になっている側を押しながらアウターとインナーのすき間にラスペネ(CRC5-56でも良いかと思いますが)を吹き、しばらく動かしていたらスムースに戻るようになりました。
(ワイヤーは本当ならもう少し永続的な対策を取りたいところですが、簡単に奥まで浸透させられそうな潤滑剤が手持ちに無かったので…)
ポップアップ不良の対策はつまるところ、このグリスアップ作業に尽きるようですね…)



外したとき、排水側ケーブルには髪の毛類が長ーく絡まっていたし、ボタン側もヘドロ状の水垢で結構汚れていたりして、水回りパーツは相当過酷な環境で動いてることを再認識しました。



もし長めに保ってくれたら、その間に「機構部の見た目とケーブル長が一致してれば他社名パーツでも交換可能なのか?」とか、少し気長に調べてみたい気もしますが…

まあ素直にメーカーに依頼するのが無難ですかね。
コメント (6)
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