エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ソニー SBH20のバッテリー交換

2023-02-14 | PC・小物


ミクスペリアこと、ソニーSO-04E(MIKU)の付属品。
当初購入した方は比較的こまめに使っていたせいか、今でも電池持ちはそう悪くないのですが、問題は後から未使用品で購入した方。
本体の5.1.1化に夢中で、付属のSBH20はしまったまま。
昨年ふと取り出して電源を入れてみたら、バッテリーが完全に上がっていて。
あわてて数回充電したら緑ランプになったものの、電源を入れるとすぐ赤ランプになってしまう状態。
使ってりゃそのうち復活するかも?と、オンライン会議時にUSBケーブルを繋ぎっぱなしにして無理やり稼働させていましたが、今年になってついに電源が入らなくなってしまいまして。


SBH20の修理ネタは、ネットで検索してもあまり情報が出てこないですね。
ざっと10年前の製品だし、市価3千円台でもともと使い捨てのような位置づけだし、今なら多様なワイヤレスヘッドセットがたくさん売ってるしで、まあ修理の需要はないよなという感じではありますし。


が!
これは!
ミクさんコラボなので!

それだけで、直してみる価値はあるんです。

(実際は純粋なコラボではなく、海外仕様のカラーバリエーションを付属品としただけだったようですが…)

加えて、これはマイク内蔵な上にイヤホンが外付けなので、オンライン会議で使うのにイヤホンを使用場所に合わせて密閉型にも開放型にも使い分けられるのがいいんです。
(便利さもアピール)


幸い、SBH20用と称した互換バッテリーがヤフオクなんかに出てくるので、まずは開かなきゃ話にならんと開け方を模索。

クリップが付いた白い本体側は、バスタブ構造というか開ける所がなさそうなので、ミクカラーなボタン面の周囲をカッターで軽くなぞってみます。

何となくできたすき間から、カッター(を折り取った切片)でこじったら開きました。


ちなみに後で気付きましたが、ボタン面に固定用のピンが付いている(上の写真の赤い矢印)ので、適切な場所をこじらないとピンを折ってしまうようです。もしくはもともと接着されていて折れてしまったのかも知れませんが。追試される方はご注意ください。

基板はプラスチックピンを溶かして止めてあった(上の写真の黄色い矢印)ので、削り取ると基板が外れます。



バッテリーは接着されている所をカッターで切り剥がしたつもりだったのですが、うっかりバッテリー側の被膜を切ってしまっていました。世にも妙なる甘やかな香りが漂ってきて気づいた次第。
危険ですので、ネットに書かれているように慎重にこじって剥がすようにしましょう。



リチウムポリマー電池が変色・膨張していました。
これを替えれば復活してくれるでしょう。

型番は、AHB441623PB 3.7V 110mAh
実測サイズは約15mm x 約22mm x 約5mmといったところ。

しかし、普通にネットで検索して「SBH20 バッテリー」や「AHB441623」で出てくるもの(本体に「CS-SBH200SL」と書かれているもの)は、商品説明を見る限りではややサイズが大きいようです。

仕方ないので、前回Rakuten Mini用バッテリーで失敗したにも関わらず、他に頼る所もないのでAliExpressで探してみました。

そしたらそれっぽいのが見つかりまして。
サイズ表記がないんですが、CS-SBH200SLよりは見た目で(根拠もなく)似ています。買ってみるならこれですね。

2個セットで1,016円、送料509円(1月18日閲覧時)。配送予定日が4月1日。
まあもう1台は稼働してるし、全然気長に待てるのでポチッと。


実際に届いたのは2月10日。1ヶ月かかりませんでした。
幸い商品の見立ては合っていたようです。


コードの取り回しが多少変わりますが、ハンダごてでサクッと脱着して終了。
基板を戻す時は、プラスチックピンに強めに押し付けるとパチンと嵌まります。

ボタン面は残ったピンだけではすぐ外れてしまうので、瞬間接着剤を点付けで貼り付けました。
分解前よりわずかに浮き気味な気がします。基板の戻し方か何かが甘いところがあるのかも知れません。
次回交換する時はもう少し工夫してみるつもり。


動作確認。
電源ONしてもランプ点灯せず…
が、焦らずに充電してみたら無事に使えました。

まだ数時間音出ししてみただけですが、現時点では新品と遜色ない持続時間に感じます。
しばらく使ってみて、すぐヘタってくるようなら追記します。

コメント
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