エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

フリスクとミンティア

2009-05-24 | 思考
もう半年も前に書きかけたままだったので取り急ぎ加筆修正にてupしてみます。



言わずと知れたフリスクとミンティア。
価格はおよそ200円対100円。
中身はどちらも50粒7g。
味もほぼ同じ。
これでフリスクに勝ち目があるのでしょうか?
というテーマ。


まずは包装の検証から。




フリスクのは昔ながらの、細いビニール線を頼りに剥いていくタイプ。
最初のとっかかりをめくるのに少々まごつきますが、後は極めて順調です。


一方ミンティア。


「OPEN」と記された両側に切れ目が入っており、矢印の方向に引くとメーカーの思惑通り開封されていきます。



ここらへん、思想の違いはあれど開封の難易度は互角ですかね。
逆に言うとミンティアが一見親切風なわりにさして開けやすくもないというか。


ではケースはどうでしょう。

フリスク。


特に工夫もないスライド式です。



手元が狂うとドバッと出てきたりしますが。
猛烈な眠気にガッと打撃を食らわさんと大量に服用したい時もありますよね。


一方ミンティア。


実に日本企業らしい、精密な構造の蓋。
ドバッと出てしまうのを防ぐための思いやり設計でしょうか。



しかしですねぇ出しずらいんですよこれが。
コツを掴めばそれなりに出せるようになるんですが、ちょっと気を許すと
たくさん食べたいのに振っても振っても1粒……また1粒……とか。


結論:
フリスクの簡素簡明、対するミンティアは慇懃無礼。

解説:
改良に改良を重ねて性能機能を向上させてきた日本企業ですが、正直
重箱の隅を通り越した無意味な差別化レベルまで来てしまったのではないでしょうか。
手間が掛かってて値段も安いんだからいいじゃないか、とも言われそうですが
どうも近頃不要な仕事を無理に作り出しているような虚しさが感じられます。


もう少しシンプルな社会に変えていく方法って、ないものですかねぇ。
コメント
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