もういつ買ったのかもおぼろげなポータブルCDプレーヤ、パナソニックSL-S700(画像左)がこのたびついにお亡くなりになりました。
右にあるのは代わりに買ってきたSL-SX400、ハードオフのジャンクでリモコン・ヘッドホン付き1,500円。
まずは障害報告から。
最も大きなダメージはこのヒンジ損壊。
しかし他にもDC入力の接触不良や、モータの起動力不足?でプレイボタンを押してすぐ側面または底面を叩かないとCDの回転が始まらない(!)など不具合が多数あり、だましだまし使ってきたものの今回やっと諦めがついたものです。
SL-S700は発売当時「世界最薄」だったもので、その一点で当時ソニーファンだったにもかかわらずディスクマンでなくこちらを購入。
同じくソニーファンだった友人に
「俺だったら最薄より最軽量がいいけどな」
などと悪口を言われながらも、結果としてこれほど永く使ってこられたのは、今となっては正しい選択だったかも。
ちなみにググっていたらWink Illustrations - CDerとして当時のカタログをイラストにした方がいらっしゃいました。
いやー1991年ですか、そういえば当時全盛期のWinkがCMやってました。
懐かしい…もうそんなに前の事だったのでした。
比較的高価だったCDプレーヤのこと、張り切って車載マウントキットまで買ったものでしたが、マウントが防振構造であるにもかかわらず音飛びが発生。
カバンに入れて歩けばさらに音飛び。
その後ほどなく「ディスクマンESP」など、メモリを利用した耐震機能が登場したのは当然の事でした。
…そんな昔話はさておいて。
実はS700が壊れてから「いよいよ半導体オーディオか?」とも考えてみたのです。
しかしあれこれ思考をめぐらすうちに
「安物は音が良くないのでは?」
「MP3でもCDプレーヤならそんなに高くないのでは?」
などなど雑念が湧き上がり、結局折からのオークション熱もあり、ついジャンクを目にしたところで単なるCDプレーヤを衝動買い。
パナソニックとケンウッドがあった中、稼動実績を買ってパナソニックにしてみました。
ジャンクとはいえ、動かしてみてもこれといって不具合はなさそうです。
外観もさほどキズもなく、個人的には納得のいく買い物でした。
何より今度は「ANTI-SHOCK MEMORY II」と称する音飛び補償機能があるので至って快適です。
(信号圧縮技術を使用している、らしいのですが車で使うのがメインなので音質上問題になることはありません)
少々難を言えばそのデザインか…
もっとも最近のポータブルCDプレーヤに力の入ったデザインを見つける事は長らくできなくなっておりますが。
裏を返せば、だからこそジャンクという事も言えますね。
持つ喜びを得られないなら、ただ機能のみを求めてジャンクで済ます。
期せずして年収300万時代への備えができたような(?)